ファンファーレと熱狂 「自然体のしゃべくり」武器に関西賞レースで頭角!M-1も要注目

[ 2023年10月18日 11:00 ]

賞レース優勝を目指すお笑いコンビ「ファンファーレと熱狂」のこうちゃん(左)と奥慎太郎
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 【よしもと漫才劇場から 羽ばたけニュースター】ボケ担当のこうちゃん(28)、ツッコミ担当の奥慎太郎(30)が喋(しゃべ)りまくるお笑いコンビ「ファンファーレと熱狂」。「関西の賞レースで毎回決勝に出て、優勝したい」と声をそろえた。

 18年4月、吉本総合芸能学院(NSC)入学式で偶然、席が隣り合わせになって意気投合。奥からコンビ結成を誘った。19年から活動開始。コンビ名はこうちゃんの好きだったロックバンド「andymori」の2ndアルバムから拝借。奥が出した「わさび侍」はボツになった。

 お笑いの世界へ入った経緯は全く違う。サッカー少年だった奥は高校時代に大阪府で優秀選手として表彰されるほどのプレーヤー。大体大に進み、卒業後3年間、母校の体育教師を務めた。だが、何かが違うことに気づいた。「学校は生徒が主役。自分が主役になりたい」。大阪・ミナミの劇場「5upよしもと」でお笑いコンビ「和牛」の漫才を見てNSC入学を決めた。

 一方、こうちゃんは高校卒業後、「山登りがしたい」という夢をかなえるために信州大へ進んだ。しかし、山岳部が肌に合わず、アイスホッケー部に入部。大学3年の就活で「今までで一番うれしかったことを仕事に」というOBの助言から「誰かを笑わせて幸せにしたい」とNSCへ進路を決めた。

 コント漫才など試行錯誤したが昨年、「自然体で喋くりを」と基本に立ち返り、過去2回戦敗退だった「M―1グランプリ」で3回戦へ進出。NHK上方漫才コンテストでは決勝に進んだ。11月16日には先輩の「もも」らとライブ「漫才で1番」(ZAZAポケッツ)を開催。M―1王者の称号を目指す。 (古野 公喜)

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