谷村新司さん死去 「昴」に込めた夢を背負う決意「“我は行く”という詞の一番言いたかった意味」

[ 2023年10月16日 20:03 ]

歌手の谷村新司さん
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 シンガー・ソングライターで、3人組バンド「アリス」リーダーの谷村新司(たにむら・しんじ)さんが8日に死去した。74歳。大阪府出身。葬儀は15日に近親者で営まれた。後日、お別れの会を開く。

 谷村さんは今年3月に急性腸炎の手術を受け、療養を続けていた。6月から予定していたアリスの全国ツアーは来年に延期となり、年内は治療に専念すると発表されていた。

 日本テレビ系「news every.」(月~金曜後3・50)ではこの日、谷村さんの訃報を伝え、谷村さんが生み出した数々の代表曲にまつわるエピソードを、過去の出演番組から紹介した。

 谷村さんは1997年、同局系「いつみても波瀾万丈」にゲスト出演。「昴―すばる―」の裏話を語っていた。「あの歌が自分の人生を切り開いてくれました」と感謝。「みんな日々の中で夢をどんどん削って、年取っていくわけじゃないですか。でも自分を見詰めてくれている人たちの夢を、せめて自分は背負って、自分は行けるところまでは行きますというのが、“我は行く”という詞の一番言いたかった意味というか」と、サビのフレーズに込めた思いを明かしていた。

 同局の「24時間テレビ」では、谷村さんが代表作詞を手がけた「サライ」が、1992年からテーマソングとして30年以上、使われてきた。谷村さんは視聴者から寄せられた歌詞候補をまとめ、一つの歌にした。その数は9000通以上だったという。谷村さんは「ファクスだらけになって。全部読んで、“心のふるさと”というのを一つのテーマにして作りました」と振り返っていた。

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