城田優 人生への向き合い方を変えた母の言葉とは…

[ 2023年10月16日 18:55 ]

神戸市外大の学生に向け、講演会を行った城田優
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 俳優の城田優(37)が16日、神戸市外大で学生に向けSDGsなどについての講演会を行った


 日本人の父とスペイン人の母を持つ城田は、日本で生まれ2歳から5年間、バルセロナで過ごした。当時を振り返り「スペインに住んでいたころは“チノ”(スペイン語で中国人。スラングでアジア人の総称)と呼ばれ、乾電池を投げられたりしたこともあった」と回顧。その後、日本に帰っても「小学校2年で日本の学校に入ったら、今度は“外人だ”って呼ばれてる声が刺さった」。そのころ「自分の居場所はどこなんだろう?と。疎外感を毎日感じていて、いろんなことに億劫でネガティブだった」と、やるせない気持ちを振り返った。

 ただ、そこで救いになったのは母の言葉だったという。「スペイン人の母に相談したんですよ。そしたら“全員、地球人だ!と言ってやりなさい”と。そこで視野を広げることに気づかされマインドが変わった」という。

 この幼時体験が「自分を強く、繊細にしてくれた」とも。「何万回苦しんで、涙したけれど、逆にたくさん学んだかもしれない。僕は何回生まれ変わってもこれだけは言い切れる。裏切るより裏切られる、傷つけるより傷つく方がいいし、誰かを仲間外れにする方がよっぽど苦しい」と話し「マイノリティーになることを恐れないで。答えはひとつじゃない」と訴えた。

 さらに人生をゲームに例え「何度も途中でリセットボタンを押しそう、って思ったけれど。そうしてない理由は負けたくないから。どんだけ苦しんでも傷ついてもゲームクリアしようと。せっかく生きているんだから楽しく、やりたいことを気合と根性で乗り切って」とエールを送った。

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