三田佳子「役者冥利につきた」映画「湖の女たち」イベント初登場 大森監督作品に「出たかった」

[ 2024年5月18日 16:43 ]

フォトセッションに応じる(左から)大森立嗣監督、三田佳子、福士蒼汰、松本まりか、浅野忠信(撮影・小渕 日向子)
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 俳優の福士蒼汰(30)、浅野忠信(50)、女優の松本まりか(39)、三田佳子(82)が18日、都内で行われた映画「湖の女たち」(監督大森立嗣)公開記念舞台あいさつに出席した。この日、浅野と三田は今作イベントに初めて登壇した。

 ダブル主演を務めた福士と松本は、刑事と取り調べ相手としてめぐり合い、支配する側と支配される側という、ゆがんだ関係を深めていく。浅野はパワハラ先輩刑事・伊佐美、三田は80年間秘密を抱えた被害者の妻・松江を演じた。

 三田は「長いことこういう仕事をしているんですけど、ちょっと緊張しています」とあいさつし、「映画の中で難しい役でしたけど、皆と一緒に。大森監督と一緒に仕事がしたかったので、叶った。叶うことが出来たということも含めて良い経験ができました」としみじみ。

 90歳の未亡人となった役柄を演じきり「役者冥利につきました」とうなずき、「この作品をやってもう一度ご一緒できればと思っています。生きていればね」と茶目っ気を交えながら大森監督との再タッグを望んだ。

 本作について「圧倒的な映画作品を見た」「キャスティングの素晴らしさ、俳優や演出の力を感じた」と絶賛する原作者・吉田修一氏より、キャストにサプライズで届いた手紙が読み上げられ、キャスト陣は感動の表情。

 松本が感極まり涙する場面も。三田は「松本さんが感情を取り乱されたり、そういうの羨ましいですね。遠い昔で何度も通り越してきて、『皆さんよろしくお願いします』というたくさんの思いが溢れたときもあった」と回顧し、「こういう映画はめったに撮れないので、広めて頂けたら」とアピールした。

 「日日是好日」、「星の子」、「MOTHERマザー」の大森氏が監督・脚本を務めた本作。全編にわたって観る者の理性と感性を激しく揺さぶり、比類なき衝撃的な映画体験をもたらすヒューマン・ミステリー。介護施設での殺害事件を発端に、恐るべき真実が暴かれる物語は、重層的な構造と壮大なスケール感で観る者を圧倒する。

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