接近中の台風13号の特徴、天達気象予報士「黒幕的な台風」「雨を先に降らせる」「ゲリラ豪雨が長く」

[ 2023年9月6日 08:52 ]

フジテレビ社屋
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 気象予報士の天達武史氏(48)が6日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。北上して日本列島に接近中の台風13号の特徴について説明し、注意を呼び掛けた。

 気象庁によると、5日午後9時の観測で、日本の南の熱帯低気圧が台風13号に変わった。北東に進み、7日から8日にかけて列島に近づく恐れがある。

 台風は6日午前0時現在、ゆっくりとした速さで北北東へ進んだ。中心気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。中心の南東側330キロ以内と北西側220キロ以内は風速15メートル以上の強風域。

 天達氏は、台風13号の特徴について「この台風は大きくもないですし、実は発達もあまりしない。ですが、油断できない台風なんです」と注意を喚起。その理由を「北側に台風よりも大きな雲が広がっているんです。実はこれが台風13号周辺の熱帯の空気をどんどんポンプのように送り込んでいる。台風13号自体というよりは、むしろ接近する前に先に雨を降らせるという特徴がある。ちょっと黒幕的なんですね」と説明。中心気圧は現在990ヘクトパスカル台で強くないが、北側に大量の雨雲を抱えているとし、「雨を先に降らせる雨台風」と指摘。「少し遅くなってきていますので明後日8日がピークになってくる可能性が今、出てきました。ゲリラ豪雨が長く続く可能性があり、東北から九州までどこで雨が激しく降ってもおかしくない状況になってきている」と呼び掛けた。

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