巨人・赤星が2発に沈む 初回オスナに6号3ラン、3回は村上に6号ソロ 援護もなく遠い今季初勝利

[ 2024年5月1日 19:32 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2024年5月1日    東京D )

<巨・ヤ>初回、3失点の赤星 (撮影・西川祐介)
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 巨人の3年目右腕・赤星優志投手(24)が1日のヤクルト戦(東京D)で今季3度目の先発登板。初回オスナに6号3ラン、3回には村上に6号ソロを被弾して5回7安打4失点で降板し、昨年10月3日の中日戦(バンテリンD)以来となる今季初勝利をまたも逃した。

 いきなり先制パンチを食らった。

 初回、西川に初球の145キロ直球を中前打されると、続く丸山和には2球目の144キロ直球を中前打されて開始3球で無死一、二塁のピンチ。続くオスナにはフルカウントからの6球目、高めに浮いたカーブを左翼スタンドに叩き込まれて開始9球で1死も取れないまま3点を失った。

 村上は中飛に打ち取ったものの、サンタナに打たれた右翼ライン際への飛球は当初のファウル判定がヤクルトのリクエストによるリプレー検証の結果、判定が覆って二塁打に。0―3でなおも1死二塁とピンチが続いたが、山田、長岡を打ち取って、この回それ以上の得点は許さなかった。

 初回だけで25球を投じた赤星。2回は3者凡退に打ち取ったが、3回に再びつかまった。先頭の丸山和に2打席連続安打。オスナを併殺打に仕留めて2死走者なしとしたが、続く村上には1ボール2ストライクからの4球目、真ん中に入った147キロ直球を逆方向の左翼スタンドへ放り込まれて4失点目を喫した。

 0―4で迎えたその裏、代打・中山も準備されていたが、2死走者なしで打席に入って続投。4回も2死から中村に安打されたが、得点は許さなかった。

 5回は西川、丸山和、オスナの上位打線を3者凡退。その裏の打席でも代打・大城卓が準備されていたが、門脇が凡打に倒れて攻守交代となり赤星の打順まで回らず。それでも6回には育成出身の京本がデビュー戦のマウンドに上がり、赤星は降板となった。

 赤星の投球内容は5回で打者21人に対して79球を投げ、7安打4失点。奪三振、与四死球ともになく、直球の最速は149キロだった。

 中継ぎで今季初登板となった4月3日の中日戦(バンテリンD)で2番手として3回完全投球を披露し、自己最速の154キロもマーク。今季初先発となった同17日の阪神戦(甲子園)では5回3安打2失点と好投するも打線の援護に恵まれず、同24日の中日戦(東京D)では7回8安打3失点(自責2)と粘投したが、ともに敗戦投手となっていた。

 ▼赤星 初回から失点してしまい、良い流れをもってこれなくて悔しいです。しっかり反省して次につなげていきたいです。

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