橋下徹氏 自民党裏金疑惑で具体的指示ない首相に危機感「本当に日本の有事の時に誰が指示出せるのか」

[ 2023年12月6日 16:05 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が6日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、自民党派閥の政治資金パーティー券の裏金疑惑を受けて岸田文雄首相のリーダーシップに疑問を呈した。

 東京地検特捜部は、自民党派閥の政治資金パーティー券問題で、安倍派(清和政策研究会)からキックバックを受け、裏金にしたとされる所属議員の秘書らを任意で事情聴取。派閥からの還流で少なくとも数千万円を受領した所属議員がいたとみられる。

 特捜部は政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)の疑いで捜査。受領額が多い議員を抽出し、13日の国会閉会後、一斉に聴取する見通しとなっている。

 一連の問題を受けてこの日、自民党総裁の岸田文雄首相(岸田派)、麻生太郎副総裁(麻生派)ら幹部8人が緊急会合に出席。会合後、岸田首相は「まずは政策集団のパーティーにつきましては、党として信頼回復に向けての取り組みを明らかにするまではパーティーの開催を自粛すること。年末年始の派閥行事も自粛することを申し合わせ決定し、確認しました」と述べた。また「強い危機感を持って取り組む」とも話したが、疑惑に対する具体的な対策は一つも出なかった。

 この対応に橋下氏は「具体的に指示をトップダウンで出せるのは、岸田さんなわけですから」と、憤りを口に。さらに「日本の政治って防衛力の強化だといって、有事が起きた時にどうするんだって議論してますけど、これくらいの自民党の有事の時に、総理が具体的な指示を出せないんだったら、本当に日本の有事の時に誰が指示出せるのかな?と心配でしょうがない」と、首相の決断力のなさを嘆いた。

 その上で橋下氏は「繰り返しになりますけど一言、一覧表を作成しろと、売った先の一覧表を作成しろと。民間と同じなんだからと指示を出せば、全部誰がちょろまかしたか明らかになるのに、何でそんな指示すら出せないのか」と、首相の主導による全容解明の指示を提案した。

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