田崎史郎氏 自民の裏金疑惑、派閥の事務総長は「権限大…お金のことも知っていると見られても仕方ない」

[ 2023年12月6日 13:49 ]

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が6日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。自民党派閥の政治資金パーティー券の裏金疑惑について言及した。

 東京地検特捜部は、自民党派閥の政治資金パーティー券問題で、安倍派(清和政策研究会)からキックバックを受け、裏金にしたとされる所属議員の秘書らを任意で事情聴取。

 派閥からの還流で少なくとも数千万円を受領した所属議員がいたとみられる。

 特捜部は政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)の疑いで捜査。受領額が多い議員を抽出し、13日の国会閉会後、一斉に聴取する見通しとなっている。

 販売利益をキックバックしていたとされる安倍派の高木毅党国対委員長、前任の西村康稔経済産業相、その前任の松野博一官房長官の幹部3人が5日、国会内で協議した。内容は明かしていないが、対応を協議したとみられる。

 田崎氏は「事務総長がどういう役割を果たしているか一般の方には分からないんですけれども、非常に派閥では重要な役職。派閥の会長は総理総裁候補。そのもとで事実上、派閥の№2。派閥をまとめること、総会などを運営すること以外に重要なのは人事で、副大臣、政務官人事を派閥として入れてほしい人のリストをつくって官房長官に届ける。つまり派内の人事権を握っている。副大臣、政務官だけでなく国会の委員長ポスト、政務調査会の部会長人事などの人事で、派閥で誰を推すかという権限を握っている。非常に権限が大きいです。お金のことも知っていると見られても仕方ない。彼らは否定していますけれども、ここは調べてみてもらわないと分からないですよね」と話した。

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