東国原英夫氏“NGリスト問題”ジャニーズ会見で、そもそもの疑問「加害者側が時間設定するのは不適切」

[ 2023年10月5日 14:42 ]

東国原英夫氏
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 元宮崎県知事、元衆院議員の東国原英夫氏(66)が5日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、ジャニーズ事務所が2日に東京都内で開いた記者会見で、特定の記者らを指名しないようにする「NGリスト」があった問題について私見を語った。

 リストには6人の記者やフリージャーナリストの名前、顔写真が掲載されており、東京新聞記者の望月衣塑子氏や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の追及で知られるジャーナリスト鈴木エイト氏ら、挙手し続けながら指名されなかった記者の名前があった。

 ジャニーズ事務所はリストの作成などについての関与を否定。会見の運営を任されていたコンサルティング会社「FTIコンサルティング」は5日、「この資料は限られた会見使用時間の中で会見の円滑な準備のために弊社が作成し、運営スタッフ間で共有したもの」とリストの存在を認めた。また「ジャニーズ事務所においては、こうした資料に関わらず、登壇者、司会者の判断のもと、幅広い媒体の記者の皆さまに質問頂くこととし、貴重なご意見を頂戴したところです」と説明し、謝罪した。

 NGリストの存在について、東国原氏は「驚きましたね。これ絶対やっちゃいけないことですよね」と驚きを口に。一方で、こうした騒動が起きた理由として、会見時間が2時間に制限されていたことを挙げた。「持論なんですけど、こういう記者会見、謝罪会見は、加害者側ですからね?加害者側が時間設定したりというのは不適切だと思っていて、時間を区切らずに質問が出尽くすまで。これが理想型だと思います。1日で終わらなければ2日、3日かければいいじゃないですか?1日5、6時間ずつ。へとへとになるまで、質問が出尽くすまで、それは僕はやらなければいけないことだったんじゃないかなと思います」。会見が2時間に制限されたのは、会場の都合だと説明されていた。

 一方で東国原氏は、記者の質の低さも指摘した。「現実見ると、記者の質が本当に悪すぎるし、悪すぎる記者がいました。“質問は簡潔に”と言われているにも関わらず、自分の思いとか考え方を長々と述べて、公開説教みたいにね。ああいうのもどうかなと思います」と苦言を呈した。それでも、「質問を制限する意図は分かるけれども、この場合は不適切だったなと思います」と、運営側の不手際に言及した。

 知事時代に会見に応じる機会の多かった東国原氏は、突っ込みが鋭かったり、嫌な質問をしてくる記者ほど当てていたという。「県政記者クラブというのがありまして、十数年前は。幹事社がいまして、県政記者クラブに入るには、“パスポート”が必要だったんですよ。資格が。幹事社がそれ以外の方たちをフリーの人とか排除した。これはいかんということで、県政記者クラブの改革をさせていただいた。全国からいろんな記者が来るんです。それでも宮崎を発信するためには、全部答えるからということでやっていました」と振り返っていた。

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