「性加害問題当事者の会」石丸志門副代表、会見を評価 「ジャニ廃業」に「少し希望が持てる」

[ 2023年10月2日 16:37 ]

<ジャニーズ事務所会見>会見に臨む井ノ原快彦(左)と東山紀之(撮影・会津 智海)
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 ジャニーズ事務所が2日、故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を巡り、今後の会社運営についての会見を都内で行った。「ジャニーズ性加害問題当事者の会」石丸志門副代表は、会見後に放送されたフジテレビの報道番組に出演し、会見を受けての率直な思いを語った。

 前回の会見で具体的な内容が挙げられなかった「被害補償の具体的方策」について、この日の会見では「11月からスタートする意向」だと説明した。

 今回の問題で会見が行われるのは2回目。9月7日に行った会見で指摘された「社名の変更」について、東山紀之新社長(57)はジャニー元社長と決別し、新たな社名で再出発することを発表した。1962年の創業から61年にわたり掲げてきた「ジャニーズ」の看板に、この日幕を下ろした。

 今年3月に英BBCのドキュメンタリー番組で取り上げられ、4月に元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモトが会見で性被害を受けたと主張したことで大きな注目が集まった性加害問題。「外部専門家による再発防止特別チーム」が8月29日に発表した調査報告書で「長期間にわたって性加害が繰り返されていた」と認定された。

 カウアン氏の告発をきっかけに、被害者が次々と名乗りを上げ、二本樹顕理氏、中村一也氏、平本淳也氏が代表を務める「ジャニーズ性加害問題当事者の会」が発足。被害者への補償に向けて救済基金を設立するよう求めるなど、声を上げていた。

 「当事者の会」副代表の石丸志門氏は、会見を受け「新会社のことよりも、廃業するという判断は正直、驚きました。そこまで考えていたんだなというのは、驚きましたね」と、率直な思いを吐露。「廃業するという前提で話が進んでいるなら、補償救済について、少し希望が持てる」と前向きに評価した。

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