【王位戦】藤井聡太王位「組み立てに問題があったかな」 佐々木七段に敗れ通算3勝1敗に

[ 2023年8月16日 18:54 ]

佐々木大地七段(右)が見守る中、立会人の中田功八段(左)が示した封じ手を指す藤井聡太王位(日本将棋連盟提供)
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 第64期王位戦7番勝負第4局は16日、佐賀県嬉野市「和多屋別荘」で2日目が指し継がれ、藤井聡太王位(21)=王将、名人、竜王、叡王、棋王、棋聖含む7冠=は先手の挑戦者・佐々木大地七段(28)に85手で敗れ、シリーズ通算成績は3勝1敗となった。

 藤井にとって15日の1日目は自己最短の32手目での封じ手。2日目となったこの日も午前はわずか8手にとどまり、中盤のねじり合いが続く異例のスローペースになった。

 午後も先手の佐々木が形成優位に駒を進め、藤井は攻め合いの中で勝機を見出そうとしたが、逆転はならなかった。

 対局後に藤井は「ちょっとずつ苦しくなってしまう展開にしてしまった。1日目から長考を重ねるような感じになったが、2日目、配置の悪さに苦労する展開になってしまった。組み立てに少し問題があったかなと思います」と語った。

 第5局は今月22、23日に徳島県徳島市「渭水苑」で行われる。藤井は「本局は課題が多い内容だったので、立て直せるように頑張りたいと思います」と話した。

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