谷原章介 9歳娘に食事与えず女逮捕、行政の対応に「相談を受けてからじゃないと動けない…」

[ 2023年7月20日 13:13 ]

谷原章介
Photo By スポニチ

 俳優の谷原章介(51)が20日、MCを務めるフジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。娘(9)に食事を与えず低血糖症で入院させて共済金を協同組合から詐取したとして、大阪府警に詐欺容疑で再逮捕された同府大東市のパート従業員の女(34)が、娘の小学校入学時に「難病で検査のために入退院を繰り返している」と学校に説明していたことに言及した。

 女と娘が住む大阪府大東市には昨年秋ごろ、虐待を疑う通報が寄せられ、市は児童福祉法に基づき、娘を虐待リスクが高い「要保護児童」として見守ることを決定。しかし、その後も入院を繰り返し、病院の通報まで一時保護されなかった。市や府中央子ども家庭センター(児童相談所)によると、昨年10月に「夜間に子どもを放置している」「母親が罵声を浴びせている」などとする匿名通報を受け、市が母子と面談。娘の小学校からも「入院を繰り返している」と聞き、同11月に娘を要保護児童として登録したが、一時保護はせずに見守りを続けると判断した。だが、娘は今年1月下旬~2月上旬にも2回入院。2月6日に病院から児相に「子どもが頻繁に入院している。食事制限の可能性があるのでは」という通報があり、児相は同9日に初めて一時保護に踏み切った。市担当者は「これまでの経緯を振り返り、必要であれば対応を検討する」としている。

 府警によると、娘は2018年春から入院を繰り返し、女は入院時に給付される共済金など約569万円を協同組合などから受領。入院43回のうち39回は同じ病院で、その入院費の自己負担額は計約4万円だった。差額は外食やエステサロンなどに使っていたとみられる。娘は今年2月上旬にも入院。その際に女から電話で「食うなよ。寝とけ」などと言われていることに病院側が気づき、事件が発覚。女は娘に食事を与えず、下剤を飲ませて下痢にさせたとして傷害罪で2回起訴され、今月18日に再逮捕された。

 谷原は、行政の対応に「相談を受けてからじゃないと動けないという受動的な組織というのは、もうちょっと改善するべきところがあるかも知れません」と言い、「あとやっぱり児童相談所、そしてお医者さん、警察等の組織の連携もより強めてほしいですよね」と自身の見解を話した。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年7月20日のニュース