水町雅子弁護士 デジ庁調査者、調査対象ともに河野大臣が担当に「同一のように見られる問題が…」

[ 2023年7月20日 10:12 ]

フジテレビ社屋
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 マイナンバー制度に詳しい水町雅子弁護士が20日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)で政府の個人情報保護委員会が19日、マイナンバーに別人の公金受取口座を誤登録するミスが相次ぎ個人情報が漏えいした問題で、デジタル庁に対してマイナンバー法に基づく立ち入り検査を始めたことについてコメントした。

 個人情報保護委員会はリスク管理とセキュリティー対策の不備を確認する報告書を6月30日に受け取ったが、さらに調べてどのような問題があったのかを把握し、必要に応じて行政指導に踏み切ることも視野に入れている。マイナンバー制度を直接所管するデジタル庁に行政指導が行われれば、極めて異例の措置となり、全国民の個人情報管理体制が問われる事態に発展する。都内で記者会見した委員会幹部は「単純なミスと見るのではなく、運用体制や組織的な要因をしっかり調べることが重要だ」と述べ、厚生労働省や国税庁、地方自治体などに調査範囲を広げる可能性にも触れた。

 松野博一官房長官は19日の会見で「1日も早く国民の信頼を取り戻せるよう政府を上げて一層取り組んでいく」と述べた。

 ただ、検査を受けるデジタル庁も、検査をする第三者機関の個人情報保護委員会も担当大臣は河野太郎氏とあり、内閣官房でマイナンバーの制度設計に携わった水町雅子弁護士は「調査者と調査対象が同一のように見られる問題がある」と指摘した。

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