作家・平岩弓枝さん死去 91歳 「御宿かわせみ」シリーズなどヒット作多数

[ 2023年6月19日 05:05 ]

平岩弓枝さん
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 小説「御宿かわせみ」シリーズなどで知られる作家で脚本家の平岩弓枝(ひらいわ・ゆみえ)さんが9日午前4時ごろ、間質性肺炎のため東京都内の病院で死去した。91歳。東京都出身。葬儀は近親者で行った。喪主は長女小池三佳(こいけ・みか)さん。

 東京・代々木八幡宮の宮司の長女として生まれた。日本女子大国文学科卒業後、作家の戸川幸夫さんに師事。後に長谷川伸主宰の研究会「新鷹会」に参加した。1959年に「鏨師(たがねし)」で直木賞を受賞して注目を集め、累計発行部数1800万部を超える「御宿かわせみ」シリーズなど数多くのヒット作を世に出した。

 60~80年代にかけてはドラマの脚本家としても活躍。代表作には石井ふく子プロデューサーとコンビを組んだ京塚昌子さん主演のドラマ「肝っ玉かあさん」、視聴率50%を超えた水前寺清子主演の「ありがとう」、400回以上続いた「平岩弓枝ドラマシリーズ」などがある。

 87年に田辺聖子さんと共に女性初の直木賞選考委員となり、2010年まで務めた。04年に文化功労者に選ばれ、16年には文化勲章を受章した。

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