【名人戦・第4局1日目】豊島九段が藤井名人を横歩取りへ誘導か 藤井飛車の背後へ角打ち昼食休憩

[ 2024年5月18日 12:48 ]

名人戦第4局に臨む豊島将之九段(日本将棋連盟提供)
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 将棋の藤井聡太名人(21)=王将を含む8冠=に豊島将之九段(34)が挑む、第82期名人戦7番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催)は18日、大分県別府市「割烹旅館もみや」で第4局1日目が始まり、正午から昼食休憩に入った。

 4段目の藤井飛車の背後へ先手豊島が角を打った25手目に、藤井が33分考慮して突入。持ち時間9時間から豊島は1時間6分、藤井は1時間36分消費した。

 豊島が3手目で1筋の端歩を突いた。秘策の存在を匂わせる指し手でで、昨年10月の王将リーグ、永瀬拓矢九段戦で採用して以来。振り飛車の可能性もあったが、5手目で2筋の飛先を突いて居飛車を明示。お互いに飛先を伸ばし合って、先に飛先の歩を交換した藤井が16手目、7筋の横歩を取って横歩取りが確定した。

 横歩取りは両者の対局では7番勝負第1局以来で、先後が逆ながら藤井が勝利していた。豊島が、藤井を横歩取りへ誘導したとも取れる午前中の戦いになった。

 対戦成績3勝0敗で、藤井が初防衛へ王手をかけて臨む第4局。豊島には反撃開始の1勝目、そして何より、一昨年の王位戦第2局から続く対藤井戦12連敗のストップがかかる。

 昼食メニューは藤井が冠地鶏のかさね重、豊島は船盛定食。ドリンクはともにかぼす緑茶。冠地鶏は大分のブランド地鶏で、船盛定食は大分の7種の地魚を使用した。

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