高岡達之氏、250人の致死量・青酸カリなど紛失、通報遅れた大学に怒り 山口真由氏も「直ちに、を逸脱」

[ 2024年5月18日 13:10 ]

大阪公立大公式HPから

 読売テレビの高岡達之特別解説員が18日、同局「あさパラS」に出演。大阪公立大がキャンパス内で猛毒「青酸カリ(シアン化カリウム)」などを紛失したことについて語った。

 同大学は16日、青酸カリ25グラムと青酸ソーダ(シアン化ナトリウム)25グラムの、合わせて50グラムを紛失したと発表した。最大250人分の致死量にあたるとも言われ、衝撃のニュースとして世間に伝わった。

 最後に確認されたのは昨年6月の定期点検で、紛失に気づいたのは今年5月2日。大学は1年近く所在の確認をしておらず、「運用面や管理体制に不備があった」と説明。17日に警察に盗難届を提出したが、発覚から約2週間後という通報の遅れについても謝罪した。

 高岡氏は「(届け出まで)調べてた、という言い訳は全く通らない。人命にかかわるという意識が薄すぎます」と厳しく断じた。「シアンは摂取した人だけでなく、現場に駆けつける救急隊や警察官、救命医の命にもかかわるほどの恐ろしい毒物。こういうことを自分たちのミスだということで片付けたいとか、調べてましたなどということは論外だと私は思います」と苦言を呈した。

 MCのハイヒール・リンゴは青酸カリと青酸ソーダについてモニターに従い説明。「いずれも0・3グラムほどの摂取でめまいや頭痛、吐き気などの中毒症状を引き起こし、短時間で死に至る」と読み上げると、相方・モモコは「怖っ!」ととっさに反応した。

 単独では有毒成分を持たないが、酸性の物質と反応し有毒ガスが発生。「つまり、飲むと胃酸と反応するんですよ」とリンゴ。「事件や推理小説ではよう見るけど、こうやって紛失するっていうのは…びっくりするよね。これは怖い話やわあ…」とことの深刻さに驚きと恐怖を隠せなかった。

 弁護士の山口真由氏は「紛失した場合は直ちに届け出ると書いている。法律には“直ちに”“速やかに”“遅滞なく”という区別があって、“直ちに”は結構早く届け出ないといけない。2週間というのは、明らかに“直ちに”の範囲を逸脱している」と指摘。「ネットで横流しされていたりすると、別途犯罪にひっかかってくると思う」と語っていた。

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