M-1敗者復活戦 シシガシラが初決勝 頭髪ネタ&ヘタ歌で観客のハートつかむ

[ 2023年12月24日 18:27 ]

「シシガシラ」の浜中英昌(左)と脇田(脇田のXから)
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 漫才日本一を決める「M-1グランプリ2023」は24日、東京・西新宿の新宿住友ビル三角広場で敗者復活戦を行い、シシガシラが決勝への最後の切符をつかみ取った。

 Cブロック3番手で登場したシシガシラ。カラオケでの選曲をめぐるやりとりで、ボケの脇田のツルツル頭を、浜中英昌がすべて曲と髪に絡めてツッコミ、笑わせた。脇田の一生懸命だが音を外しまくった歌いっぷりも笑いを誘った。ファン投票でも5連勝でブロックを突破した。ヘンダーソン、ナイチンゲールダンスと臨んだ芸人投票でも4票を獲得して、狭き門をくぐり抜けた。過去5年はすべて準々決勝敗退。決勝進出は初めてとなった。ヘンダーソンが1票、ナイチンゲールダンスには投票がなかった。

 5票中4票を獲得しての突破に、脇田は「朝起きた時、決勝行くとは思わなかった」と感激で声を震わせた。浜中は「かましてやりますよ!」と力強くガッツポーズ。2人は小走りで、決勝会場の六本木・テレビ朝日へ向かった。

 頭髪とヘタ歌で心をつかんでの決勝切符。審査員の山内健司(かまいたち)は「野田(クリスタル)さんとも言ってたんですけど、本番までに生えないか心配です」、渡辺隆(錦鯉)も「歌がうまくならないで欲しい」と、いじりを込めた願いを口にし、エールを送っていた。

 敗者復活戦は今大会から選出方法が大幅に変更。出場組数は21組に増え、3ブロックに分けてネタを披露した。ランダムで選ばれた500人によるファン投票が行われ、各ブロックの最初の対決の勝者が、次の登場組と戦い、票数上位が勝ち残っていくサバイバル方式。選ばれた上位1組を、最後に芸人審査員が投票する2段階評価方式で、決勝最後の10組目に滑り込むコンビを決めた。芸人審査員は石田明(NON STYLE)柴田英嗣(アンタッチャブル)野田クリスタル(マヂカルラブリー)山内健司(かまいたち)渡辺(錦鯉)が務めた。司会は陣内智則、西野七瀬が担当した。

 出場コンビは、Aブロックがヘンダーソン、ママタルト、ぎょうぶ、ロングコートダディ、華山、20世紀、ニッポンの社長、Bブロックがオズワルド、豪快キャプテン、エバース、ナイチンゲールダンス、鬼としみちゃむ、トム・ブラウン、スタミナパン、Cブロックがフースーヤ、バッテリィズ、シシガシラ、ななまがり、きしたかの、ダイタク、ドーナツ・ピーナツ。

 決勝はモグライダー、真空ジェシカ、ヤーレンズ、マユリカ、さや香、令和ロマン、カベポスター、ダンビラムーチョ、くらげと計10組で争われる。司会は今田耕司と上戸彩、審査員は松本人志、中川礼二、塙宣之、富澤たけし、博多大吉、山田邦子、海原ともこが務める。優勝賞金は1000万円。大会キャッチフレーズは「爆笑が、爆発する。」。決勝は午後6時30分から同局系で生中継。

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