元衆院議員・東国原英夫氏 裏金事件で解説「ある国会議員に聞いた」 修正は日常的も「これは修正では…」

[ 2023年12月24日 15:27 ]

東国原英夫氏
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 元衆院議員で元宮崎県知事の東国原英夫氏(66)が24日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑について言及した。

 東京地検特捜部は、政治資金規正法違反(不記載など)の疑いで、東京都千代田区にある安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)の事務所を家宅捜索した。両派とも、特定の会計責任者が同じ手口で政治資金収支報告書への不記載を続けてきたとされ、特捜部は刑事責任を追及する。

 また、松野博一前官房長官や高木毅国対委員長ら安倍派の幹部に対し、特捜部が任意の事情聴取を要請したことも判明。安倍派ではパーティー券の販売ノルマ超過分を議員側に還流させ、政治資金収支報告書に記載せず、裏金にしていたとされる。派閥の実務を取り仕切る事務総長を松野、高木両氏が務めており、特捜部は事務方からの不記載の報告の有無を確認する。松野氏や高木氏は、安倍派の実力者「5人組」に含まれる。特捜部は、他のメンバーの世耕弘成前参院幹事長、萩生田光一政調会長、西村康稔前経済産業相も近く聴取するとみられる。

 東国原氏は「ある国会議員に聞いたんです。交通法則で、40キロの制限速度のところを45キロとか50キロで走っているのを警察はいちいち捕まえませんよねと。そういう状態だったらしいです。ですから、45キロとか50キロでずーっと何十年も走ってきた。誰も捕まらなかったので当たり前のようにそこを走ってたと。ここにきて、5キロオーバーだよ、10キロオーバーだよって言われたと。みんなは寝耳に水で。え~ここをネズミ捕りするみたいな、感じらしいです」と解説した。

 キックバック自体ではなく、政治資金収支報告書への不記載が問題とされているが、政治ジャーナリストの田崎史郎氏は「政治資金収支報告書に記載すれば何の問題もないんですよ。記載してないのが問題」としたうえで「未記載は日常的に起こっている。政治資金収支報告書の修正なんていつも起こってますから」と強調した。

 この件について、東国原氏は「修正っていうのは本当に日常的に行われている」としたうえで「別に擁護はしてないですけど。例えば、献金を10万円くれましたと。5万円返してくれ、とか言われる可能性もあるんですよ。名前載せないでね、っていうのもある。パー券10枚置いておきますよ。あとから2枚しか買わない、8枚持って帰れと。こういうのがいっぱいあるわけですよ。あとで修正ができるように法律はなっているんです。ですから、日常的っていうのはある」と説明。「ただ、数千万円となると…これは修正ではきかないんじゃないか、っていうこと」と話した。

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