日テレ 旧ジャニと「今後も交渉」も事務所の対応「努力は感じる」と評価 新規起用は「適切に判断」

[ 2023年10月23日 14:25 ]

日本テレビ社屋
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 日本テレビは23日、東京・汐留の同局で定例社長会見を行い、17日から旧ジャニーズ事務所が「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に社名を変更したことに言及した。

 石澤顕社長によると、旧ジャニーズ事務所が社名を変更した17日、「具体的な確認のため」同局幹部が事務所を訪問。「日頃、事務所と放送局との間でやるべき、細かいところも含めて指さし確認のところも多々あるが、こういった取り組み、そして世間から求められている取り組み、早急かつ確実に実施が進んでいくように引き続き私たちは注視をしていきたい」と語った。

 また「細かい点も含めて、少しずつ課題の解決は進んでいるかと思うが、あえて言うならば、新しい会社を今後発足、社名や経営体制も明らかになると思うが、補償を行うSMILE-UP.とのどこがどのようにしっかりと分離され、新しい会社がタレント事業としてガバナンスの利いた透明性の高い経営体制が構築されていくかどうか、こういったところを私たちは対話を続けながら、その体制が実態があるように進めていくよう、今後とも交渉を続けていく」とした。

 事務所の対応については「達成期待に対して、少しずつそれをクリアすべく努力をしてると感じる」と評価した。

 なお、この問題を巡り、事務所所属タレントのCM起用を取りやめる企業が続出したが、石澤社長は「今の当該事務所の状況につて、認識にはそれぞれ差異があるんだと思います。その点についてはクライアントともきちんと対話をし、考えをうかがいながら、そして尊重しながら番組として具現化していく」と説明。今後のキャスティングには「新規起用については適切な判断をするというスタンスに変わりはない」と話した。

 故ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、これまで2度会見を行った同事務所。最初の会見では「社名は維持」の姿勢を見せていたが、今月2日に行われた2度目の会見では、従来のジャニーズ事務所の社名は「SMILE-UP.」に変更され、被害者救済や補償に特化し、補償が終わり次第廃業すると発表された。また、東山紀之を社長、井ノ原快彦を副社長とするエージェント会社を1カ月以内に立ち上げるとした。

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