「BMK」松岡拳紀介 小さな手が大きな武器「逆に可愛いやろ!」

[ 2023年10月23日 06:00 ]

「小さな手」が推しパーツの松岡拳紀介(撮影・会津 智海)
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 【パーカク パーツカクダイ】人気ボーイズグループのメンバーからスポニチが“推しのパーツ”を拡大し、深掘りする「パーカク」。名古屋発の5人組男性エンタメ集団「BMK」松岡拳紀介(22)の注目は、「自慢の武器」と豪語する小さな手です。

 「最初は凄いコンプレックスでした」。中学時代、ピアノ鍵盤で1オクターブ差がある低い「ド」と高い「ド」を同時に叩けなかった。その幅約16・5センチ。同年代の男子が苦もなく2つを叩く中、指が短く小さな手を自覚した。大きな手が強く男らしく思えた。「指を伸ばし骨が鳴ると指が長くなる」との迷信に従い、朝昼晩と鳴らしに鳴らしたが無念にも成長しなかった。

 だが、中学2年生で「BOYS AND MEN」の研究生として活動するうちに、コンプレックスは消えていった。女性ファンと握手する際など、手の大きさが同程度…時にはファンの方が大きいこともあり「親近感が湧く」「小さくて可愛い」など声をかけられるようになった。小さな手は大きな個性、武器に変わり「ライブで不意にピースしてもカメラから見て顔にかぶらない」と前向きだ。「逆に可愛いやろ!」とさえ口にする。

 ポジティブさはBMKのマインドでもある。研究生時代に他の研究生に先にデビューされ、2020年夏に予定されていた念願のデビューがコロナ禍で約半年間先延ばしとなる苦汁もなめた。だが、今ではそんな逆境を全てはね返す元気さが売りだ。そんなグループの目標を「47都道府県ツアー」と宣言した。

 ここに来てコロナ禍に奪われたファンとハイタッチする機会が徐々に復活。「コロナ下にファンになってくれた人には早く僕の手を感じてほしい」と各地のファンとの“手合わせ”を待ちわびた。

 個人としては芝居への関心が高まっている。6月公開の「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編―決戦―」にオーディションを勝ち抜き出演。「せりふは多くなかったが、刺激的だった」と振り返る。「アクションなどをしてみたい。もっと出番を増やしていけたら」と、今も2つの「ド」を叩けないという小さな手で大きな夢をつかみにいく。


 ≪4枚目シングル「NANAKORO!」「寄り添う」恋愛ソング≫ BMKは9月20日に4枚目のシングル「NANAKORO!」をリリースした。テーマが「七転び八起き」のストレートな恋愛ソング。松岡は「あまり恋愛ソングが得意じゃないグループ」と苦笑いを浮かべつつも「恋愛の向き合い方は人それぞれ。“自分ちょっとずれてるのかな?”と思う方がいるかもしれないですが、そういった方に“そのまま真っすぐで大丈夫だよ”と寄り添えるような歌です」とアピールした。

 ◇松岡 拳紀介(まつおか・けんのすけ)2000年(平12)12月8日生まれ、東京都出身の22歳。メンバーカラーはレッド。グループの元気印。特技はピアノ、バック転、空手。空手は黒帯を持つ。1メートル72。

 ◇BMK(ビーエムケー) 「BOYS AND MEN」の研究生だった5人が2020年10月に結成。21年1月にシングル「モンスターフライト」でメジャーデビュー。22年10月には全日本タワー協議会のオフィシャルアンバサダーに就任。コンセプトは「Big Monster Kite」。たこのように逆風を受けるほど上昇する、逆境に負けないという意味が込められている。

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