長嶋一茂 ジャニ“NGリスト問題”で提案「質問者を制限ではなく、取材項目の制限ならいいのでは」

[ 2023年10月6日 10:28 ]

長嶋一茂
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 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(57)が6日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。ジャニーズ事務所が性加害問題を巡って開いた記者会見で、特定の記者らを指名しないようにする「NGリスト」があったことについて言及した。

 スポニチ本紙が独自入手したNGリストには6人の名前と顔写真が掲載されていた。その中には、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を追及したことで知られる鈴木氏の名前と顔写真もあった。一方、9月7日の会見で長時間にわたって質問を続けたM氏や司会者に注文を付けたO氏らの名前もあった。

 会見を運営したPR会社「FTIコンサルティング」は5日、同社が作成したことを認めた。その上で「事務所は作成や運営スタッフへの共有を含め一切関与していない」とした。リストを作成した理由について、FTIは「限られた会場使用時間の中で、会見の円滑な運営準備のために作成した」と釈明。「関係者の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけした」として謝罪した。

 ジャニーズ事務所は4日にリストについて「弊社の関係者は、誰も関与しておりません。見てもおりません」とのコメントを発表。会見2日前の打ち合わせ会議で、媒体リストにNGと書かれてあったのを見た副社長の井ノ原快彦が「これどういう意味ですか?絶対当てないとダメですよ」と要望し、FIT側が「では前半ではなく後半で当てるようにします」と答えたと説明していたが、5日更新した公式サイトでは「当てるようにします」に文言が変更された。

 番組では、ジャニーズ事務所の関係者から「事務所側からはガス抜きの場でもあるので、会見から1時間ぐらい経ってからでもいいから、ちゃんと当てるように指摘した」という発言があったと伝えた。

 一茂は「この場合の記者会見っていうは、今後の会社の方針とか、方向性とか、理念みたいなものをメディアを通して皆さんに、ファンに、マスコミにも含めて理解してもらうってことが意義だと僕は思うんですよ」と言い、「つまり、そういう意義を持った記者会見なのでNGの質問をする記者の人たちをつくっちゃうっていうのは、少し逆の方向にいっているのかなと思います」と話した。

 「記者会見って、そういうことをNGにするんじゃなくて、取材項目の制限っていうのは僕はできるんじゃないかなと思うんですよね」と提案し、「例えば、1つ案件が何か進んでいることに関して、それに対して何か質問があった時に、答えられないことはやっぱりあると思うんですよ、たくさんの案件を抱えているわけで。それをコメントしたことによって、被害者の方たちに誤解を招いちゃうようなことっていうのは。僕は取材項目制限をもうければいいと思います」と自身の考えを述べた。

 「ただ、やっぱり記者の人たちは、この人がこういうことを想定して、こういうことを言いそうだからしゃべっちゃだめ(質問はだめ)ですよというのは、ちょっと取材項目制限を設けることとは違うと思うので、なぜ、そういうことになったのかということも、どこかで説明された方が。誤解はとにかく1つでも解いておくことってことが、僕は凄く大事で必要なことじゃないかなと思います」と指摘した。

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