王将戦2次予選 菅井八段が初の挑戦者決定リーグ入り「凄いうれしいです」

[ 2023年8月17日 04:50 ]

初の挑決リーグ入り入りを決めた菅井竜也八段(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第73期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の2次予選は16日、東京都渋谷区の将棋会館で2組の決勝が行われ、先手の菅井竜也八段(31)が広瀬章人八段(36)を167手で下し、初の挑戦者決定リーグ入りを決めた。

 振り飛車党の菅井は中飛車穴熊に組み、対する広瀬は居飛車穴熊をほのめかす。中盤に広瀬が馬を切って勝負に出たが、自陣を大駒で固めた菅井が相手の攻めを途切れさせて勝利をつかんだ。

 自身2度目の2次予選決勝。5年前の前回は佐藤天彦名人(当時)に敗れリーグ入りを逃しただけに「凄いうれしいです。とにかく入るのが難しいリーグなので」と菅井は目尻を下げた。王将戦挑戦13年目での悲願達成。例年9月中旬に開幕するリーグに向けては「挑戦を目標にやっていきたい」と明言し、リーグ唯一の振り飛車党として「注目されるのがありがたいです」と加えた。

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