政治家の海外研修 報告書は誰が出す?専門家「通例でいくと随行した職員が」 宮根誠司も驚き

[ 2023年8月1日 17:19 ]

日本テレビ社屋
Photo By スポニチ

 政治アナリストに伊藤惇夫氏が1日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に生出演し、自民党女性局が先月行ったフランス研修をめぐる問題について解説した。

 女性局は先月末に海外研修のため、38人でフランスへ出発。少子化対策や子育て支援などで現地の議員と意見交換などを行ったとしている。一方で、松川るい参院議員は自身のX(旧ツイッター)に、観光名所のエッフェル塔の前で参加者とともにポーズを撮った写真を、広瀬めぐみ参院議員は、フランスでの食事の写真をそれぞれ掲載(ともに現在は削除)し、物議を醸した。

 海外視察について、伊藤氏は大臣、副大臣が行く政府派遣、国会の委員会から派遣される委員会派遣、さらに党が派遣する今回の党派遣と3種類があると説明。「人数ではっきり言うと、視察というよりは研修旅行というという感じが近い感じがしますよね。もっと言うと社員旅行に近いのかなという気がします。これだけの人数って、逆に言うと、受け入れ側のフランスの大使館の方も、ものすごく大変だと思うんですよね」とした。

 松川氏はSNS上の投稿について「不適切なものがあった」と釈明。研修の成果については「幼児教育の義務教育化の経緯や、成果について詳しく聞けた。政策として実現していきたい」などと述べ、歯止めの利かない速度で進む子育て支援、少子化対策への決意を口にした。

 MCのフリーアナウンサー宮根誠司が「この後、皆さん視察の報告書みたいなのは出されるんじゃないですか?」と尋ねると、伊藤氏は「報告書は出すことになると思う。通例でいくと随行した職員が報告書をまとめるんですよ」と解説。宮根は「あ、そうなんですか?」と驚きを隠せない様子だった。

 伊藤氏は「ただ、今回の場合は関心が集まってしまったわけですから、それぞれがきちっとした報告書を党に提出されたらいいんじゃないですか?」と提案。参加者各自が党に報告書を自主的に提出することで、汚名返上の機会はあるとした。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年8月1日のニュース