北村弁護士、水着撮影会騒動に私見「これを言い出したら、アイドル全てが“けしからん”になるんですよ」

[ 2023年8月1日 09:34 ]

北村晴男弁護士
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 弁護士の北村晴男氏(67)が、1日までに公式YouTubeチャンネルを更新。問題となっていた埼玉県営水上公園での水着撮影会について、弁護士としての見解を述べた。

 今年、埼玉県の公営プールで予定されていた水着撮影会が、未成年モデルに過激なポーズをとらせていたなどと日本共産党埼玉県議会議員団が訴え、直前に中止に。「性の商品化だ」などと問題となっていた。中止となったことについて、関係者やグラビアアイドルからは批判の声が殺到していた。

 この問題について、北村弁護士のもとに、視聴者から「何が問題なのでしょうか?可能な限り健全に開催しようとしても、水着撮影会は性の商品化で不健全なものなのでしょうか?」という質問が寄せられた。

 北村弁護士は、まず「われわれは生の人間として、素直な感情として、男性はきれいな女性がいたら“いいな”と思ったり、写真が好きだったらそれを写真を撮りたいと思ったり、それを見て“ああ、きれいだな”と思ったり。女性側だったら、アイドルの男性グループがあったら、そのファンになったり、かっこいい男性がいたら、その人の写真が欲しいと思ったり。人間としての素直な感情として、そういうものはありますよね」といい「いろんなものに魅力を感じてお金を投じる。これは、人間としての素直な感情。それがそのまま経済活動になっているという面があります」と、人間の感情が経済活動となっていると述べた。

 その上で、今回の問題について、指摘している側は「女性が美しいから、その人の写真を撮る。これを見て“女性の性を商品として扱っている”“けしからん”という発想をします。極端な例になると、年頃の女性がきれいな服を着て奇麗に化粧してでかけることも、男性に売り込んでいるというような、ひねくれた見方をする」と指摘。「自分は女性だけど、一切化粧はしない。これをその人の自由意志でそうするのは、何の問題もないのですが、人に押し付けてくる面がありますね」と、自身の考えを正義として押し付けることは好ましくないと説明した。

 「もちろん、行き過ぎはよくない。しかし、普通の方から見て、ルールを守って行っている分には“別に問題ないよね”と。盗撮するわけではないですから。撮影される人の意志に反して撮影するのはもちろんいけませんが、モデルの人もOK、撮影側も常識的なルールを守ってしているのだとしたら、しつこく文句を言う、自分のルールを押し付けているのは、間違っているのではないかと思います。過度に目くじらを立てるのは、僕は間違っていると思います」と私見を述べた。

 続けて「もう、これを言い出したら、テレビに出ているアイドルグループ、みんな性の商品化で“けしからん”ということになっちゃうんですよ」ときっぱり。「男性グループも一緒です。かっこいい、かわいらしいグループが、“性の商品化だ、けしからん”となっちゃうんですよ」と解説した。

 埼玉県営水上公園で予定されていた水着撮影会。今年6月、日本共産党埼玉県議会議員団が「未成年も出演するという情報については調査中です。城下のり子・伊藤はつみ・山﨑すなお県議は、本日、都市公園法第1条に反するとして、貸し出しを禁止するよう県に申し入れました」と、「性の商品化」を訴えて抗議した。これを受け、開催予定だった複数の水着撮影会が急きょ中止に。埼玉県の大野元裕知事は経緯を説明したうえで「水着撮影会の開催の在り方等については意見も募りながら、専門家を交えた検討を協会に依頼」と説明。「埼玉県、公園緑地協会として特定の政治団体等の意見に左右された事実はございません」と主張していた。

 その後、埼玉県公園緑地協会は、管理している3つの県営水上公園のプールでの水着撮影会について暫定的な開催許可条件を公表。「18歳未満のモデルを出演させる場合は、児童ポルノ禁止法、労働基準法、埼玉県青少年健全育成条例など法令・条例に抵触する行為は禁止」、「マイクロビキニ禁止」「下着(下着と思わせるものも含む)や貝殻の水着は禁止」「過激とみなされるポーズは禁止」などの条件を発表した。

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