下手投げ腕のDeNA・中川颯がプロ1号&2勝目 6回5安打2失点で「死に物狂いで試合に臨んだ」

[ 2024年5月18日 16:44 ]

セ・リーグ   DeNA3―2中日 ( 2024年5月18日    横浜 )

<D・中>森原(右)からウイニングボールを手渡される中川颯(撮影・島崎忠彦)
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 DeNA・中川颯投手(25)がプロ1号の2ランを放ち、本業でも6回5安打2失点で2勝目を挙げた。「前回先発で情けないピッチングとなりましたが、今日チャンスをいただき死に物狂いで試合に臨み、最低限試合をつくれたことは良かった」と振り返った。

 2回に山本の左犠飛で先制し、京田が左前打で出塁した直後だった。松葉の初球カーブを完璧に捉え、右翼席に打球を運んだ。打った瞬間にスタンドインを確信する完璧な当たりに、球場が沸いた。

 自らのバットでリードを3点とし、投球でも特有のテンポと最速134キロだったツーシームを軸にアウトを重ねていった。オリックスでは肩のケガなどもあり3年間で登板は1試合止まり。昨オフに戦力外となり、地元でファンだったDeNAに拾われた。下手投げの変則右腕は、先発に中継ぎとフル回転してチームを支えている。

 オリックス時代には打席に立った経験がなく、DeNA移籍後は9打席目でのプロ初本塁打だった。投球について「試合の中で良い感覚もあったので、次回登板も自分の軸を崩さずに投げていきたい」と次戦を見据えた。

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