ドジャース・大谷 MLBの顔!総収入133億円で世界のアスリート13位

[ 2024年5月18日 01:30 ]

「フォーブス」による世界のアスリート長者番付上位
Photo By スポニチ

 メジャーの顔であることが証明された!米経済誌フォーブス(電子版)が16日(日本時間17日)、世界のアスリート長者番付を発表。ドジャース・大谷翔平投手(29)が日本選手で唯一、大リーガーの中で最上位の13位にランクインした。総収入8530万ドル(約133億700万円)のうち、グラウンド外の収入が7割以上の6000万ドル(約93億6000万円)。莫大(ばくだい)な広告価値を持つ男が、プレー以外でもメジャーを席巻している。

 C・ロナウド、メッシ、レブロン…。世界のスポーツ界のスーパースターたちの中に大谷の名も入った。過去12カ月の給与、賞金、スポンサー収入などの合計で算出されるランキングで堂々の13位だ。上位50人で大リーガーは他に28位のシャーザー(レンジャーズ)だけ。収入も“世界レベル”であることを証明した。

 昨年12月にスポーツ界史上最高の10年総額7億ドル(決定時約1015億円)でド軍と契約。今回の番付では過去1年間の総収入は8530万ドル(約133億700万円)とされたが、驚くのはそのうち7割以上の6000万ドル(約93億6000万円)がグラウンド外の収入という点だ。この額はサッカー界の大スターである1位のC・ロナウドと同額で、4位タイとなっている。

 大谷は日本航空や三菱UFJ銀行、SEIKO、ポルシェなど並み居る一流企業とスポンサー契約を締結している。抜群の宣伝効果を誇る企業の顔で、それは所属するド軍にも大きな効果をもたらしている。この日、球団は乳酸菌飲料を販売する「ヤクルト」と複数年のパートナーシップ契約を結んだと発表した。これで大谷が入団してから契約した日本企業は実に9社目。「大谷効果」は天井知らずだ。

 この日のドジャースタジアムでのレッズ戦には今季メジャー最多の観客5万3527人が押し寄せた。大谷のド軍移籍後初のボブルヘッド(首振り人形)配布デー。先着4万人に配られる人形を目当てに開門前から長蛇の列ができた。うち1700個はグレーのビジターユニホームを着たレアもの。配布後にはすぐさまインターネット競売大手「eBay」に2300ドル(約36万円)で高額転売されるなど、米メディアは「別次元の熱狂」と驚きをもって伝えた。

 スタジアムを埋め尽くした大観衆。試合には敗れたが、大谷は「素晴らしい風景でしたし、選手冥利(みょうり)に尽きる。本当に壮観で、プレーしていて素晴らしい瞬間だったと思う」と感慨を込めた。このフィーバーは自身がひた向きに努力を積み重ねてつくり上げたもの。大谷翔平の真の価値は金額だけでは語れない。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年5月18日のニュース