伊藤惇夫氏 派閥会長辞任の岸田首相に「何で今」「逃げちゃった印象」辞任の前に事実解明求める

[ 2023年12月7日 14:54 ]

 政治ジャーナリストの伊藤惇夫氏が7日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に電話で生出演。岸田文雄首相が自民党の派閥パーティーで政治資金のキックバック(還流)があったとされる問題を受け、岸田派の会長を退く意向を固めたことに言及した。

 伊藤氏は岸田首相の会長辞任について「一言で言うと“それが何か?”って感じですよね」とバッサリ。「実態解明とまったく関係ありませんから」とした。

 続けて「これまでも大体、歴代の総理は総理就任と同時に派閥を離脱してたんですよね。岸田さんだけそのまま会長を継続していたもんですから、以前から、かなりその点については党内からも批判が出ていた。にも関わらずお辞めにならなかった」と辞任の声を無視して派閥会長を務めていたことを指摘。

 だからこそ「こういう事態が起きて初めてお辞めになるというのは、どういう意味なのかなと。むしろ、お辞めになるのであれば、会長在任中に起きた事案として、今回の問題を派として徹底的に調査して事実解明する。その上でお辞めになるならまだ分かるんですけど、何で今、辞めちゃったのかな。逃げちゃったのかなって印象もありますし、職務に専念するためって理由付けするんであれば、じゃあこれまで職務に専念してなかったんですか?ってことになっちゃいますよね」と現状での辞任に疑問符を付けた。

 伊藤氏は「お辞めになったことで何か事態が少しでも改善されるかというと、自民党にとってほとんど影響はないと思います」とし「(辞任は)何らかの姿勢を示さないといけない思いがあったからと思いますが、受け取る側からすれば“別に”って感じになっちゃうんじゃないですかね」と持論を語った。

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