田崎史郎氏 派閥パーティー当面自粛も“抜け道”「個人のパーティー開催回数を増やして資金を捻出」

[ 2023年12月7日 10:12 ]

フジテレビ社屋
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 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が7日、VTR出演。岸田文雄首相が6日、自民党派閥パーティーで政治資金のキックバックがあったとされる問題を巡って茂木敏充幹事長らと党本部で会談し、派閥パーティー開催の当面自粛を指示したことについてコメントした。

 岸田首相は、信頼回復に向けた党の取り組みを明らかにするまでの期間とし「国民の政治への信頼が揺らいでいる。党として強い危機感を持たなければならない重い課題だ」と表明した。一方、還流が指摘される最大派閥・安倍派(清和政策研究会)など各派閥に対する実態解明の指示は出さなかった。還流が裏金化したとされる疑惑に関し、首相が対応策を示したのは初めて。これまではパーティー収入過少記載を刑事告発された5派閥に説明させるよう茂木氏を通じた指示にとどまっていた。

 首相は党四役と麻生太郎副総裁、参院の関口昌一議員会長、世耕弘成参院幹事長の計7人を集めて対応を協議。パーティーのほか派閥の忘年会、新年会の自粛も申し合わせた。各派閥は政治資金パーティーを、おおむね年1回東京都内で開き、主要な収入源としている。安倍派は2022年までの5年間で1億円超が裏金になったとみられ、東京地検特捜部が政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)の疑いで捜査している。

 田崎氏は、政治資金パーティ―の自粛の影響について「(影響は)ある程度あると思いますよ。派閥で2億円前後を集めているわけですね」としつつ、「(資金)調達する手段はあって、各議員が、例えば岸田さんだったら自分自身の個人の開催回数を増やすとか、幹部クラスの人たちの開催回数を増やして資金を捻出することは不可能ではない」と、あくまで自粛は派閥のパーティーで、各派閥の幹部クラスが個人のパーティーを増やせば、その分の政治資金を捻出することが可能だとした。

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