秋元康氏 鈴木おさむ氏の放送作家として感心する“苦しい”こだわり「こいつは凄いな、と」

[ 2023年11月12日 16:13 ]

秋元康氏
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 作詞家で音楽プロデューサーの秋元康氏(65)が12日、パーソナリティーを務めるTOKYO FM「いいこと、聴いた」(日曜後1・00)に出演。放送作家の鈴木おさむ氏(51)の凄いと思うところを明かした。

 鈴木氏は先月、来年3月31日をもって放送作家・脚本家としての仕事を廃業すると発表。秋元氏はその鈴木氏の決断について「いつかは言うなと思ってた」と見解。「放送作家になるときもそうだけど、おさむの場合、フェードイン・フェードアウトみたいな感じがしていたから、きっと新しい、面白いことを見つけたら、そっちに行っちゃうんだろうなっていう感じはしてたよね」とした。

 そのうえで、秋元氏は「鈴木おさむという放送作家を知って、こいつは凄いなと思ったのは放送作家って、構成とか思いつき、アイデアで戦っていかないといけないんだけど、鈴木おさむはやっぱり記しているよね」と鈴木氏の“記すこと”へのこだわりに言及。「それは一番初めに、大島優子が出してもらった舞台とか」と、元AKB48 で女優の大島優子が出演し、鈴木氏が脚本、演出を手掛けた舞台「美幸 ―アンコンディショナルラブ―」について触れた。

 「あれ苦しいじゃん。2~3時間の脚本書いて、演出して、でも、おさむは必ず苦しいこと、舞台、映画、ドラマ必ずやるよね。放送作家っていろいろやり方があるし、みんな、こういうやろうと思うんですよとか、こういう企画があって…っていうのはあるけど、一番苦しい書くって言うのはなかなかやらないよね」と指摘した。

 これに、鈴木氏も「それ思っているんですよね」と同調。「おさむさん、辞めると言っても、おさむさんが書いてると信じている人いないですよ」と言われることがあるとし、「なかなかそこって認めてもらえないというか、信じてもらえない。都市伝説ですけど…(書くことは)苦しいじゃないですか、やっぱり。だって、人にやってもらって“はいはい、OK!”ってやればいいんですけど」と苦笑した。

 それでも「絶対、おさむは書いているなと思ったわけ」と秋元氏。「あの分量で、やっぱり舞台やり、レギュラーの番組もあるわけじゃん。その合間に舞台を書いて、ドラマを書き、苦しいと思いますよ」と感心。鈴木氏も「苦しいですよ。苦しくてもやってきましたけど、別に解放されたい云々ではなくて、この地点で1回辞めてみよう、っていうところ」とした。

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