伊集院静氏 「肝内胆管がん」10月初旬に診断 当面の間、執筆作業休止 3年前はくも膜下出血で搬送

[ 2023年10月27日 17:22 ]

伊集院静氏
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 作家の伊集院静氏(73)が肝内胆管がんの診断を受けたことを27日、発表した。

 所属事務所は10月初旬に病気が判明したとし「医師との相談により一刻も早い治療と十分な静養が不可欠であると判断いたしました」と報告。「つきましては当面の間、執筆作業を休止させていただくことこととなりました」とした。

 日本肝胆膵外科学会のホームページによると、肝臓で作られた胆汁を肝臓から十二指腸まで運ぶ胆管のうち、肝臓内に位置する胆管に発生。肝臓から発生する「原発性肝がん」の一つで、肝細胞がんに続いて2番目に多く、約4%という。頻度は低い腫瘍だが、近年増加傾向にあるとされる。

 自覚症状はほとんどなく、症状が出てきたときは進行していることが多いとされている。原因は肝内結石症、肝炎ウイルス感染との関連も指摘されているが、基本的には正常な肝臓に発生するという。

 定期健診で肝内胆管の拡張、肝機能の異常が見受けられた場合、精密検査を受けることが大事となる。最も効果の高い治療法は手術とされる。

 伊集院さんは20年1月、くも膜下出血で倒れ、緊急搬送されていたが、手術などの治療を受けて復帰していた。

 週刊誌に持っている連載の中で、「週刊文春」の「悩むが花」は今月12日発売の10月19日号で最終回を迎えていた。

 ◇伊集院 静(いじゅういん・しずか)本名西山忠来(にしやま・ただき)。立教大文学部卒業後、広告代理店勤務を経てフリーのディレクターに。松任谷由実、松田聖子らのコンサート演出を手掛けたほか、伊達歩の名義で作詞家として近藤真彦の「ギンギラギンにさりげなく」をヒットさせるなど活躍。1984年に結婚した夏目雅子さんを、翌85年9月に急性白血病のため27歳で亡くした後、作家活動に専念。直木賞受賞直後の92年8月に「篠ひろ子」として活躍した元女優の博子さんと結婚。会見で「もう女たらしと言われないよう静かになりたい」と語って話題になった。

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