安部敏樹氏 “頂き女子”指名のホスト逮捕に「お金を間接的に受け取ることで自分は安全な…」

[ 2023年10月25日 14:50 ]

テレビ朝日
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 社会起業家の安部敏樹氏(36)が25日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。「頂き女子りりちゃん」を名乗る女が恋愛感情を利用して複数の男性から現金をだまし取ったとされる事件を巡り、詐欺で得た金と知りながら女から現金計約4000万円を受け取ったとして、愛知県警が組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)容疑で、女が指名を続けた東京都新宿区新宿のホストクラブ店員の田中裕志容疑者(26)ら男2人を逮捕したと発表したことに言及した。

 県警によると、女は詐欺罪などで起訴された渡辺真衣被告(25)で、東京の新宿・歌舞伎町にある田中容疑者の店の常連だった。2021年3月以降、同容疑者を繰り返し指名して計約1億円を支払っていたとみられ、県警が関連を調べる。犯罪収益を客から受け取ったとしてホストを逮捕するのは全国初という。

 逮捕容疑は新宿区のホストクラブで、渡辺被告が横浜市の派遣社員の50代男性からだまし取った金と知りながら、21年6月に1286万円、22年5月に2763万円を飲食代金などとして受け取った疑い。

 他に逮捕したのは、同店店員橋本一喜容疑者(34)。県警によると、橋本容疑者はホストクラブの責任者という。県警は店などからの押収物を公開。渡辺被告が注文したとみられる高級酒や高額の支払い計算書などがあった。

 安部氏は、今回の事件の背景について「大きく2つの流れがあると思っていて、女性側がホストに貢いでしまうということは、私は結構、当事者の方のお話を聞いているんですが、聞いているとホストの方々がこの10年で非常に女性を使っていろんな形でお金を搾取していくっていうやり方が高度化している」と指摘。その上で「なので、いろんな取り方もあるようですけど、こういった詐欺に近いような形っていうのを女性にやらせて、そこからお金を間接的に受け取ることで自分は安全な場所からお金を手にするということがホストの中でも一部あったということが今回分かったっていうのが1つ」とした。

 そして、「別の角度から言うと、女性の側としても、なかなか自分が不安な時にそれを埋めてくれるホストに依存して、どうしても抜け出せないということがあって、共存依存みたいな形になっていって、両面からいくと、このまままだまだ増えていくんじゃないかと思っています」と自身の見解を述べた。

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