服部六段 大阪城公園ナイトラン10キロ棋士1位 リーグ入り逃した王将戦は菅井八段の「振り飛車を勉強」

[ 2023年9月29日 23:09 ]

大阪城公園ナイトランに出場した(左から)矢倉規広七段、服部慎一郎六段、宮本広志五段、西山晴大三段、井田明宏四段、久保利明九段、宮田大暉三段、古森悠太五段、大石直嗣七段、西川和宏六段
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 ライトラップされた大阪城の周囲を走る大阪城公園ナイトラン(本社主催)が29日、4年ぶりに復活し、日本将棋連盟から久保利明九段(48)、矢倉規広七段(49)、大石直嗣七段(34)、西川和宏六段(37)、服部慎一郎六段(24)、宮本広志五段(37)、古森悠太五段(28)、井田明宏四段(26)、西山晴大三段(27)、宮田大暉三段(24)が出場した。1部、2部制で10キロと5キロに分かれて走り、1部10キロでは服部が44分35秒で棋士トップに輝いた。

 中秋の名月だったこの日、スタート時の気温も26度と季節外れの猛暑がやや和らいだ。第1部の10キロの部には143人が出走して服部は18位。本番に備えてこの1カ月、10キロを3、4回走ったと言い「余裕はなかったです。最初トップ集団を目指しましたが、キツかった」。それでもハーフマラソンなら1時間半を狙えるタイムに、棋士間で優勝候補に挙げられた実力を証明した。

 前年に続く2期連続の挑戦者決定リーグ入りを目指した第73期ALSOK杯王将戦は2次予選2回戦で菅井竜也八段(31)に敗れた。210手に及ぶ大熱戦で、その菅井は初のリーグ入りを果たし、初戦は渡辺明九段(39)に勝利した。

 「(菅井戦は)最後、良さそうな局面はあった。(最後まで)丁寧に指すというのが、最近の課題です。リーグの6局、(菅井得意の)振り飛車が見られるので、しっかり勉強したい」と今期リーグの注目ポイントを挙げ、自身の目標としては「来期こそ挑戦者決定リーグに戻れるようにしたい」と意気込みを語った。

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