趣里 不安と高揚感で「ズキズキ、ワクワクしています」10月2日スタートNHK朝ドラ「ブギウギ」

[ 2023年9月29日 05:00 ]

NHK連続テレビ小説「ブギウギ」でヒロインを務める趣里
Photo By 提供写真

 次期NHK連続テレビ小説「ブギウギ」(月~金曜前8・00)でヒロインを務める女優の趣里(33)が、10月2日の初回放送を前に本紙などの取材に応じた。戦後の大スター・笠置シヅ子がモデルの作品とあり、その代表曲「東京ブギウギ」の歌詞にちなみ現在の心境を「ズキズキ、ワクワクしています」と明かした。

 「ブギの女王」として親しまれ、戦後の日本人を励ました笠置。作中でも歌唱シーンは多く、趣里は年明けからボイストレーニングに励んだ。「呼吸や発声から始めて、ダンスの稽古もしています」と役作りに没頭している様子。「自然と歌うことが大好きになって、特に『ラッパと娘』は一番のお気に入りです」と力を込めた。

 笠置は恋人との死別やシングルマザーとしての子育てなど、波瀾(はらん)万丈の人生で知られている。趣里自身も4歳からバレエを始め、10代後半には英国に留学しプロのバレリーナを目指していた。だが、ケガのため挫折。そうして選んだのが女優の道だった。「笠置さんほどの激動の人生を生きているわけではないですが、その生涯に自分を重ねる部分もあります」と役柄と共感する部分もあるという。

 インタビューが行われた日は丸1日かけて各媒体による取材がセッティングされており、さっそく朝ドラヒロインの洗礼を受けた形。当然疲労もあるが、「やっぱり笠置さんは笑顔が似合いますから。うふふ…」と笑顔を絶やさなかった。いよいよ始まる半年間の物語。「今は“もう始まってしまうんだ”という不安感でズキズキ…。でも“もうすぐ始まるんだ”という高揚感でワクワク。だからズキズキ、ワクワクしています」と朝ドラヒロインらしいはじける笑顔で気合を込めた。

 ◇趣里(しゅり)1990年(平2)9月21日生まれ、東京都出身の33歳。11年にTBS「3年B組金八先生」でデビュー。18年に映画「生きてるだけで、愛。」で主演を務め、日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞。父は俳優の水谷豊、母は元キャンディーズの伊藤蘭。血液型O。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年9月29日のニュース