松本潤起用の第一三共ヘルスケア ジャニーズタレント起用広告実施見送り、新規契約や更新も行わない方針

[ 2023年9月12日 15:55 ]

ジャニーズ事務所
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 第一三共ヘルスケアは12日、ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を受け、十分な対応がとられるまで同事務所の所属タレントを起用した広告やプロモーションの実施を見送り、新たな契約や契約更新を行わない方針を明らかにした。

 同社はかぜ薬「ルルアタックシリーズ」で松本潤を広告に起用しており「第一三共グループで定める『コンプライアンス行動基準』、お取引先様に提示する『ビジネスパートナー行動規範』に則り、性加害はもとより、いかなるハラスメントも容認いたしません」とした上で、「ジャニーズ事務所に対し、被害を訴えている方や所属タレントの方への配慮、および事実を明らかにした上で再発防止策を講じることを直接申し入れておりました」とした。

 さらに「先日の記者会見の内容を踏まえ、十分な対応が取られるまで、タレントを起用した広告やプロモーションの実施を見送り、新たな契約や契約の更新についても行わない方針」とし、「弊社といたしましては、ガバナンス強化も含め、被害者への補償を含めた救済策と再発防止策が確実に講じられることを引き続き強く求めてまいります」とコメントした。

 今年3月に英BBCのドキュメンタリー番組で取り上げられ、4月に元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモトが会見で性被害を受けたと主張したことで大きな注目が集まった性加害問題。この問題の調査をしていた外部専門家による「再発防止特別チーム」の調査報告書が8月末に公開され、調査結果を受け事務所側は7日に会見を行い、再建へ向け藤島ジュリー景子社長の退任と、少年隊の東山紀之の新社長就任を発表した。

 会見を行う以前から各企業は、所属タレントを起用したCMの公開延期や、CMキャラクターの変更など対応に着手。会見翌日には、嵐の相葉雅紀をイメージキャラクターに起用している東京海上日動火災保険が、同事務所との広告契約の解除を検討していると明らかにした。「嵐」を広告に起用していた日本航空も「適切な対応が取られるまでの間、広告への起用を見送る」と表明するなど、スポンサー企業からは性加害の事実に厳しい見方が相次いだ。

 これまでに、同事務所のタレントを起用した新たな広告や販促を展開しない方針を表明したり、調整に入っている企業は下記の通り。

 日本航空、東京海上日動火災保険、アサヒグループホールディングス、キリンホールディングス、日本生命保険、サントリーホールディングス、日産自動車、花王、日本マクドナルド(順不同)

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