川上憲伸氏 ノーノーのマウンドで感じた谷繁氏の慎重さ「こんなに大事にしてくれるの初めて」

[ 2023年8月19日 17:45 ]

川上憲伸氏
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 元中日のエース投手で大リーグでも活躍した川上憲伸氏(48)が、19日放送のフジテレビ系「ジャンクSPORTS」(土曜後5・00)に出演し、現役時代に達成したノーヒットノーランの裏話を披露した。

 川上氏が中日時代にバッテリーを組んだのが、元中日監督で野球評論家の谷繁元信氏(52)だった。川上氏は「サインそんなに一生懸命出してないと思うんですよ。谷繁さんのサイン、慎重にやる時ってサインも考えて出すんですよ。適当な時って(指のサインで)1とか。試合中の3分の1くらいが真剣で…」と、谷繁氏をいじった。すると谷繁氏は「いやいやいや、逆。3分の2、真剣で」と笑って返した。

 そんな川上氏は2002年8月1日、巨人戦で、自身プロ唯一のノーヒッターを達成した。「(谷繁氏の)3分の1くらいが適当なサインだなっていうのが分かっていたんですけど、ノーヒットノーランをしかけている時があって。5回以降くらいから、サインを出す指がごっつい丁寧に、慎重に(なっていった)」と、大記録を達成した一戦を回想した。

 いつになく慎重な女房役に、川上はうれしくなったという。「この先に“事件”が起きるはずなのに、谷繁さんがそっちのゾーンに行ってるんだと思って。サイン出すのに“うん、うん、うん”ってなっていって」と、うなずくジェスチャーで谷繁氏の様子を再現。「こんなに大事にしてくれるの、初めてやって」と感動を口にしたが、「まあ、それっきりでしたけどね。その後の試合からは(普通に戻った)」と、しっかりオチを付けた。

 一方の谷繁氏は、「僕も初めてのノーヒットノーランだったんですよ、人生。憲伸と組んで。あの日はできそうな感じがあったんですよ。自分の中で」と振り返った。MCの「ダウンタウン」浜田雅功から「他は適当にやっていたっていうのは本当なの?」と追及されると、「そういう時もあります」とぶっちゃけていた。

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