松山ケンイチ 朝ドラ初出演「15年前から出演する事を目標に」 24年前期「虎に翼」

[ 2023年8月2日 11:00 ]

2024年前期のNHK連続テレビ小説「虎に翼」で朝ドラ初出演を果たす松山ケンイチ
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 NHKは2日、俳優の松山ケンイチ(38)が女優の伊藤沙莉(28)がヒロインを演じる来年2024年前期のNHK連続テレビ小説「虎に翼」で朝ドラ初出演を果たすことを発表した。

 「虎に翼」は、日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子さんがモデル。脚本は、NHK「恋せぬふたり」、テレビ東京「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」などで知られる脚本家・吉田恵里香氏が手掛ける。現在放送中の「らんまん」(主演・神木隆之介)、同年秋スタートの「ブギウギ」(ヒロイン・趣里)に続く第110作目の朝ドラとなる。伊藤の連続テレビ小説への出演は、2017年の「ひよっこ」以来2回目。

 松山が演じるのは伊藤演じるヒロイン・寅子の法曹としての歩みに大きな影響を与える人物・桂場等一郎役。「司法の独立を重んじる気鋭の裁判官。堅物で腹の内を決して見せないため、周囲の人々も彼をつかみきれない。寅子に対して、女性が法律を学ぶことに疑問を呈する。『法の世界』の手ごわい先輩だが、実は甘党」という役柄となる。

 発表を受け、松山は「この度出演させて頂く事になり、とても嬉しく思っています」感激。「僕は15年前から朝ドラに出演する事を目標に俳優活動を続けてきました。このタイミングで目標が達成された事を考えると、活動を続けていく事が大切な事だと、改めて感じました。視聴者の皆様の心に残るよう僕自身も楽しんで演じていけたらと思います」と意気込んだ。

 この日、松山のほか、小林薫も「カーネーション」(2011年後期)以来、3度目の朝ドラ出演となる小林薫の出演も発表された。小林は法学者・穂高重親役で、「女子教育に熱心で明律大学女子部の立ち上げに尽力し、教べんをとる。おおらかで何事にも動じないが、ひょうひょうとしておちゃめな一面も持つ。『法の世界』における寅子にとっての生涯の師』」となる人物。小林も「キャスティングも楽しみな方たちばかりで、今からワクワクしています。現場の空気にも早く慣れて、足手纏いにもならないよう努めたいと思っております」とコメントしている。

 発表を受けて、ヒロインの伊藤は「思わずガッツポーズをしてしまうほどの憧れの大先輩方のお名前をお聞きして良い緊張と興奮に揉まれております。どっしり構えたいところですが慎重に丁寧に楽しく寅子ができたらいいなと思っています」とコメントを寄せている。

 また、制作統括の尾崎裕和氏は「寅子の進んでいく『法』の世界は、これまで女性が誰も入ったことのない未踏の世界です。そこで寅子にとって道標となり、大きな壁にもなる先達を、松山ケンイチさんと小林薫さんという素晴らしいお二人に演じていただけることになりました。法を自らの生きる『仕事』の道として見定めていく寅子に、その厳しさを教え、時には強く励ます二人。寅子が、先輩であり師匠である彼らとどう対峙し、どう乗り越えていくか、リーガルドラマの中心にある人間ドラマにもご注目ください」と2人に期待を寄せた。

 同局は7月31日から3日連続で新キャストを発表。31日には女優・石田ゆり子が寅子の母役で朝ドラ初出演を果たすほか、俳優・岡部たかし、上川周作、森田望智、仲野太賀の出演も併せて発表。1日には寅子とともに「法」を学ぶ明律(めいりつ)大学の仲間たちとして、朝ドラ初出演の「EXILE」「三代目J SOUL BROTHERS」の岩田剛典のほか、土居志央梨、桜井ユキ、平岩紙、ハ・ヨンス、戸塚純貴の出演も発表された。

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