「VIVANT」事前情報なしも世界トレンド1位発進! 堺雅人演じる主人公ら役柄判明、ヴィヴァンとは…

[ 2023年7月16日 22:48 ]

日曜劇場「VIVANT」第1話。主演を務める堺雅人(C)TBS
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 俳優の堺雅人(49)が主演を務めるTBS日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」(日曜後9・00)が16日に初回放送され、ツイッターの世界トレンド1位となった。

 同ドラマは「半沢直樹」「下町ロケット」シリーズなどドラマ史に残る大ヒット作を生み続ける同局・福澤克雄監督が原作を初考案したオリジナルドラマ。撮影はモンゴルで2カ月半に及ぶ大規模ロケを敢行し、近年の日本のテレビドラマとしては、異例の長期海外ロケとなった。

 また、放送前までに明かされた出演者は主演・堺のほかに阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司ら総勢42人だったが、初回放送で“43人目の出演者”二宮和也がサプライズ登場した。

 同ドラマは初回放送までストーリーや役柄など作品の詳細を明かさない異例の手法を取り、ベールに包まれる今夏最大の話題作となった。その注目度は高く、初回放送では見事ツイッターの世界トレンド1位に輝いた。

 <以下、ネタバレ有り>

 冒頭、乃木憂助(堺)は広大な砂漠を1人でさまよい、力尽きて転がり落ちていくシーンから始まった。乃木は丸菱商事のエネルギー事業部第2課に務めており、中央アジアのバルカ共和国で地元企業GFL社と合同で太陽エネルギープラント事業を本格的に立ち上げる予定だった。この大型プロジェクトの担当を務める課長・乃木と後輩の水上了(古家呂敏)がGFL社に契約金1000万ドル(約14億円)を振り込む手続きを行った。

 だが後日、GFL社に振り込まれたのは10倍の1億ドル(約140億円)だったことが発覚。経理部とともに海外送金申請確認フォームをチェックすると、そこには契約金額1億ドルと書き換えられていた。1億ドルはすでに、バルカ国際銀行からGFL社へと振り込まれていた。担当者へ乃木が電話しようとしたものの、創立記念日だったため連絡がつかなかった。

 この原因は人為的かシステムエラーか。人為的により約126億円の損害だった場合は懲戒解雇と伝えられ、乃木は「バルカ行ってきます」と同国を訪れた。担当者・アリ(山中崇)と話し合いになったものの「御社が弊社を見込んで先行投資していただいたかと」と、すでに下請け会社10社以上に分割して送金済みと伝えられるなど、乃木はバルカ共和国で奔走した。

 一方で社内ではシステムエラーではなく人為的に行われたと結論が出た。また送金を入力したのが乃木という結論にも至った。社内では乃木は同期の昇進レースでビリのため出世を諦めてお金に走ったのではとウワサになっていた。

 その事実を伝えられた乃木はホテルで1人考え込んでいた。すると、脳内に“もう1人の乃木”の声が響いた。その“もう1人の乃木”は米国の友人に助けを求めるように助言。米国の友人でCIAのサム(マーティン・スター)と連絡を取り、誤送金された1億ドルを「アマン建設」の男・ザイールが丸々ダイヤに代えていたことを知った。

 また、この偽装行為は「テロリスト」の常とう手段だった。乃木はお金を取り戻すため誤送金をダイヤに代えたザイールを追いかけ砂漠へ向かった。だが、道中でタクシーの運転手にダマされ、荷物を盗られた。1人だけ砂漠に取り残されてしまい、冒頭の砂漠をさまようシーンへとつながった。

 その後、砂漠で倒れているところを少女・ジャミーンに助けられた。そして、ジャミーンとアディエルに案内され、無事に「アマン建設」を訪れた。警察官とともにザイールに誤送金9000万ドルの返金を求めた。すると居場所を突き止められたザイールの口から「お前がヴィヴァンか?ヴィヴァンなんだろ?」と詰め寄られた。

 乃木は「おっしゃってることがわかりません」と否定。しかし、居場所を突き止められたザイールは胴体にダイナマイトを巻いており「俺の運命と共に、お前も終わる。家族を守るために」と乃木を道連れにする覚悟だった。

 ザイールがスイッチを押そうとした瞬間、警視庁公安部外字第4課・野崎守(阿部寛)が登場し、拳銃で腕を命中させて阻止。2人でその場から離れるも、ザイールは警察官に取り押さえられながらも起爆スイッチを押した。乃木と野崎は爆風に巻き込まれ、病院へと運ばれた。

 病院に運び込まれたあと、乃木と野崎を犯人と決め込んで病院には多くの警察官が詰めかけた。目覚めていた乃木は野崎とともにすでに病室から抜け出していた。だが、医師・柚木薫(二階堂ふみ)により、見つかってしまい捕まった。仲間と思われた柚木も捕まり3人は連行された。だが、野崎の仲間であるドラム(富栄ドラム)の助力もあり車で逃走。

 逃走中の車内で野崎の正体を知った乃木は今回の誤送金問題が大きな事件へと発展しているのではないかと問い詰めた。野崎からは「お前は世界中を巻き込む大きな渦に入り込んだ。日本警察はお前を責任を持って保護する。お前のためじゃない。日本国のためだ」と伝えられた。

 警察から無事に逃げ切った乃木らは移動手段を車から馬に乗り換えて首都クーダンの日本大使館を目指す。だが、警察局はクーダンにつながる入口全域に捜査網を敷いていた。さらに政府は乃木に懸賞金10万ドルの指名手配としていた。

 バルカ共和国の全国民が“警察化”した中、乃木らは遊牧民に扮してグータンの侵入に成功。だが、大使館の前はすでに警察が包囲。侵入は困難かと思われたが、ドラムが用意したトラックで大使館前まで突っ込み、警察に捕まる寸前で何とか大使館へと辿り着いた。

 そして最後に、役名は明かされなかったが、二宮和也と役所広司が登場し、乃木を助けた少女を引き取ることが語られた。

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