加藤登紀子、傘寿目前も「ほんとに元気」 大阪公演リハーサルで地元合唱団40人と「百万本のバラ」熱唱

[ 2023年6月12日 16:30 ]

コンサート2023「百万本のバラ物語」と著書をPRする加藤登紀子
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 歌手・加藤登紀子(79)が12日、大阪・大東市でコンサート2023「百万本のバラ物語」(24日、大東市立サーティホール)の取材会に登場。「私にとってベストセレクションの20曲。集大成みたいなもの」とPRした。

 5月17日の長野・松本を皮切りに東京、山形、神戸、滋賀・彦根で開催。今後は大阪・大東から福岡まで全国10カ所を巡る全国ツアーで、昨年12月に出版した著書「百万本のバラ物語」から名付けられた。この日は大東市の「大東女声合唱団・夢夢(むむ)」の50~80代の40人とリハーサル。コンサートの最後の曲「百万本のバラ」を熱唱した。

 85年から歌う「百万本のバラ」は「嵐の中をくぐり抜けてきた歌。この歌のたどった運命を皆さんにもっと分かってほしい」と位置づける。さらに「私の音楽の原点。私の生まれてからの人生のすべてを語るモノとして書かせてもらった」と著書について説明した。

 今年末に傘寿を迎える加藤。「50歳から(年齢が)少なくなってる。だから年末で20歳に(笑)。周りから“19歳になったらお酒が飲めなくなるね”と心配されてる」と笑う。体調は良好。「ホントに元気。歌うのは素晴らしい。お酒?普通。変わらずに。二日酔いしなくなった。コロナの3年は厳しかったけど、めげずにコンサートに来てくれたお客さんがいた。生きるビジョンを持ってないといけないと。やりがいを感じました」とコロナ禍を生き抜いてひと安心。「80歳?ワクワクしてます」と楽しみにしている。

 一方で、収束の見えないロシアのウクライナ侵攻については「胸が潰れる思い。ロシアは怖い」と憂慮する。「あらゆる戦争が、人が素晴らしく生きるために答えを出してくれたことが今までにあったかと。ウクライナとロシアが世界の代理戦争のようになってきてる。この戦争を早く終わらせないと。日本は加担しないように」と心の内を明かした。

 大阪では全盲のシンガーソングライター・栗山龍太(47)がゲスト出演する。当日は字幕スーパーを出して、手話でも伝える。ハンデを持つ人たちへ思いを伝えることもコンサートのテーマに加える。また、年末恒例の「ほろ酔いコンサート」は、大阪では11月12日に新歌舞伎座で開催されることも明かした。

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