市川新之助 来年2月「御園座大歌舞伎」をハキハキとアピール 初の名古屋公演に「伝統を楽しみたい」

[ 2023年12月25日 16:15 ]

記者会見で手を振る(左から)市川新之助、市川團十郎(撮影・小渕 日向子)
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 歌舞伎俳優の市川團十郎(46)と長男の市川新之助(10)が25日、愛知県名古屋市の御園座での襲名披露公演となる「二月御園座大歌舞伎」(来年2月1日初日)の都内で行われた記者会見に出席し、公演への意気込みを語った。

 昨年11月から全国で行われてきた襲名披露興行。團十郎は「1年前の自分と今を比較すると、(團十郎の)名前に慣れてきたのかな。“海老蔵”と呼ばれないのが少し寂しいなと思うときも。少し、荷が重いです」と笑顔で振り返った。

 新之助も「襲名の実感はあまりないです」と語り、サインの練習をするときに「“新之助”になったんだな」と感じると明かした。

 父・團十郎に「“外郎売”を新之助で極めてほしい」と期待をかけられた新之助は、「“外郎売”すごい好きなんですけど、名古屋の舞台をやるのは初めて。名古屋の方々にも楽しんでほしいと思っています」と全力を尽くすことを誓った。

 しっかりとした口調で意気込みを語る新之助を誇らしく見つめた團十郎。「各地で披露してきた結果、積み重ねてきた日々が、お客様にもつうづるようなものになってきている。本人もやる気があるので、環境を作って見守って、あんまりプレッシャーをかけずに、伸びやかに成長してほしいなと思います」と今後の期待も述べ「めざましく成長したな、と」と評価も語った。

 新之助は「京都と同じように名古屋は名古屋の伝統を、各地の伝統を楽しみたいと思います」とはきはきと語り「ぜひ二月御園座を見に来てください」とアピールした。

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