M-1王者・令和ロマン 「めざましテレビ」生出演 一夜明けても松井に心変わりなし、賞金は全額高比良に

[ 2023年12月25日 07:02 ]

<M-1グランプリ2023>優勝した令和ロマンの高比良くるま(左)と松井ケムリは優勝トロフィーを手に笑顔を見せる(撮影・尾崎 有希)
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 漫才日本一を決める「M-1グランプリ2023」で優勝した令和ロマンが決戦から一夜明けた25日、フジテレビの朝の情報番組「めざましテレビ」(月~金曜前5・25)に生出演。史上最多の8540組の頂点に立った心境を改めて話した。

 番組では優勝を決めた最終決戦で披露したネタを披露。クッキー工場から自動車工場にむちゃな鞍替えをしようとする町工場が舞台のドラマを題材にしたものだったが、登場人物は吉本興業をフジテレビ社員に替えた「フジテレビバージョン」だった。

 優勝後の心境を問われた高比良くるまは「もう、本当に実感がひしひしと沸いてきましたね。優勝したんだなという感じです」と返答。相方の松井ケムリに「優等生すぎる、芸人とは思えないくらい」と突っ込まれるほどの真面目な答えだった。

 会見で賞金を全額、高比良に渡すと話していた松井は「優勝しないと思って1000万円全部あげると言っていたら、優勝しちゃったので、めっちゃ悔しいです」と苦笑い。「これは覆せないからな。最高裁まで戦うからな。めちゃくちゃ上告するからな」とまくしたてる高比良。大和証券グループ本社副社長の父を持つ松井の“余裕”ある対応に、軽部真一アナウンサーも「さすが御曹司ですね。違いますね」と笑顔だった。

 令和ロマンは、ファーストラウンドで圧倒的不利と言われるトップバッターで登場。審査員7人全員が90点以上のハイアベレージで648点を獲得し、さや香、ヤーレンズに次ぐ3位で突破した。最終決戦も1番手で勝負し、松本人志を含む4票を得て、ヤーレンズを振り切った。ファーストラウンドで1番手の優勝は、第1回大会の中川家以来、22年ぶり2組目という快挙。結成5年8カ月での優勝は、03年のフットボールアワー(4年8カ月)に次ぐ最短記録でもあった。


 ◇令和ロマン 慶大のお笑いサークルで出会ったボケの高比良くるま(29)、ツッコミの松井ケムリ(30)により、2018年結成。M-1はこれまで昨年の準決勝敗退(敗者復活戦2位)が最高成績だった。19年、令和元年初日からコンビ名を「魔人無骨」から変更。20年、NHK新人お笑い大賞で大賞を受賞。人気アニメをいじり倒すネタを得意とする。吉本興業所属。
 

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