旧ジャニーズ事務所 性被害者への支払い開始を発表 23人に対し「昨日までに支払いを完了」

[ 2023年12月1日 14:20 ]

旧ジャニーズ事務所
Photo By スポニチ

 SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)が1日、公式サイト内の被害補償特設サイトで、故ジャニー喜多川元社長による性加害の被害者に対し支払いを開始したと発表した。

 被害者救済委員会は先月22日、被害を訴えている人のうち、35人に対して性被害に関する事実確認等が終了したと発表していた。この日は「昨日までに当該対象者の方々のうち30名の方から補償内容に同意するとのご連絡をいただきました」と説明し、それ以外の5人に対しては「現在補償内容についてご検討をいただいている状況とのことです」とした。

 その上で「補償内容にご同意いただいた方との間では、順次補償金のお支払いに向けた手続きを進めており、昨日までに23名の方に補償金の支払いを完了いたしました」と報告しあ。また1日までに、新たに23人に対し、補償内容の連絡を行ったことも発表。対象者や具体的な補償内容については「プライバシーに関わることから、公表を差し控えさせていただきます」としている。

 現状は相談があった被害者に対し、事務所への在籍状況等の確認を行っているという。「その後、被害者救済委員会から被害を申告された方々に個別に聞き取り等が進められ、順次、補償内容の連絡が行われます」とし、在籍が現時点で確認できていない人に対しても追加の資料提出やヒアリングに協力を求め、対応してくという。

 サイトでは「被害を受けた方々へのお詫びと被害救済にはこれからも長い道のりが待ち構える中、弊社は今後も定期的に被害補償や再発防止策の進捗状況等をご報告し、皆さまのご理解を得る努力を全社一丸となって続けてまいります」と、被害者の救済、補償に対する向き合い方を記した。

 SMILE-UP.は先月22日から、同事務所の被害者救済委員会が補償金額の連絡を開始したと発表。連絡対象となったのは、事実確認などが終了した35人だという。被害額は、被害の程度や凄惨(せいさん)さ、生活上の支障や後遺症など、個別の事情を踏まえて決定された。

 被害者救済委員会によると、先月20日時点で性被害の補償に関する受付窓口に連絡があったのは834人。順次、個別に聞き取りを進めるという。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年12月1日のニュース