北海道STVラジオ KANさんが長年務めた番組の放送時間に改めて追悼「謹んでお悔やみ申し上げます」

[ 2023年11月19日 00:24 ]

シンガー・ソングライターのKANさん
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 北海道STVラジオが18日深夜放送の「小片リサのラブボンソワ」(深夜0・00)の番組前に、「愛は勝つ」の大ヒットで知られる歌手のKAN(かん、本名木村和=きむら・かん)さん(享年61)を追悼した。KANさんは04年から同局で「KANのロックボンソワ」のパーソナリティーを務めていた。

 この日、2004年10月からKANさんがパーソナリティーとして務めていた「KANのロックボンソワ」の時間になると、「『小片リサのラブボンソワ』の時間ですが、番組の前にまずはSTVラジオからお知らせがあります」として「既にご存じの方も多いと思いますが、去る11月12日、当番組のパーソナリティーを務めるシンガーソングライターのKANさんが、永い眠りにつきました」と訃報について触れた。

 「KANさんは、今年、メッケル憩室がんと診断され、3月に公表。音楽活動を休止しながらも、音楽への愛を発信していきたいと、治療の傍ら、ラジオ番組の出演を続けてきました。KANさんが出演する『KANのロックボンソワ』の放送は10月7日が最後となりました。978回目の放送でした」と振り返った。

 続けて「病気を克服し再びライブをしたい、札幌に戻って番組収録したい、その願いかなわず61年の生涯を閉じられました。STVラジオでは1988年から『KANのアタックヤング』を担当し、35年間数多くのリスナーのみなさんに音楽の楽しさを届け続けてこられたKANさん。はにかみながら洒落っ気たっぷりに話すKANさんのお声はファンの心の中に残り続け、KANさんが残した数多くの名曲たちは、これからも日本中、世界中で生き続けます」と伝えた。

 そして「謹んでお悔やみ申し上げます」と悼んだ。

 今年3月に日本では数十例ほどしか症例がない「メッケル憩室がん」を公表し、闘病していたKANさんが12日に死去していたことが17日に発表された。同日に北海道STVラジオは番組の公式サイトで「STVラジオの夜番組の主人公は、KANさんでした。KANさん、本当にありがとうございました」などと追悼コメントを発表している。

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