「ミヤネ屋」教団の供託金最大100億円は財産保全逃れるための布石?会見NG鈴木エイト氏も危ぐ

[ 2023年11月7日 17:15 ]

宮根誠司アナ
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 読売テレビ「ミヤネ屋」は7日の放送で、旧統一教会が都内で開いた記者会見を一部生中継。教会が最大100億円を国に供託する準備を進めていると公表したことについて、専門家から資金流出の布石を警戒する声が上がった。

 「全国統一教会被害対策弁護団」の阿部克臣弁護士は元統一教会による潜在的被害について「少なく見積もっても1200億円になるのでは」と推計する。阿部弁護士によると、教団への年間献金総額は4~500億円という。そのため、これまでの累計献金額は「数千億円になるのではないか」と試算する。

 今後、司法の場で教団に対する解散請求が出されることはほぼ確実視される中で、阿部弁護士は「教団から離脱する信者は相当出てくると思われる。被害を訴える額は供託金をはるかに超えるはず」と考えている。

 番組司会の宮根誠司氏は「供託金を用意するということは、財産保全がイヤなのかな?」と類推。番組に出演していた三輪記子弁護士は「特別供託金をことさらに強調するということは、財産保全の新制度ができることを避けたい気持ちの表れなのでは」と指摘した。さらに「逆に言えば、今後100億をはるかに超える金額が必要になる可能性がある。それが供託金を残して他は散逸してしまう恐れがある」と警戒心を示した。

 会見は都内の教団施設で行われ、教団からの招待制かつ時間制限を設けられた。報道陣からは「こういう重要な会見は、フリーランスの方にも門戸を開くべきではないのか?」と批判の声も飛んだ。

 ジャーナリストの鈴木エイト氏は教団の“NGリスト”に入っていたのか招待はされず、この日は「ミヤネ屋」に生出演。教団側が信者の多額献金について“各教会長のいきすぎた行為”であり、教団の指導が足りなかったという従来の主張を繰り返したことについて「教団の内部資料にもありますが、各教会に競い合わせて、1世帯あたりに40万くらいは集めろという指示があったことは読み取れる。指揮系統があったにもかかわらず、まだこういう発言をすることが教会の欺瞞を示している」と厳しく批判した。

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2023年11月7日のニュース