安住紳一郎アナ GDP予測、日本4位転落に「この30年で米国の経済成長などに比べて日本は足踏み」

[ 2023年10月30日 09:47 ]

TBSの安住紳一郎アナウンサー
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 TBSの安住紳一郎アナウンサー(50)が30日、メインキャスターを務める朝の情報番組「THE TIME,」(月~金曜前5・20)に出演。国際通貨基金(IMF)は23日までに、2023年の日本の名目国内総生産(GDP)がドルベースで世界3位から4位に転落し、ドイツに逆転されるとの見通しを示したことについてコメントした。

 日本が4位となる要因は、円安によりドル換算で目減りしたほか、物価変動が影響する名目GDPのため、日本よりも高いドイツの物価上昇率が反映されたとみられる。

 GDPは為替の影響が大きく、実際の順位は年末までの為替動向に左右される。ただ日本は低成長が長期化。経済規模は国際的な発言力につながっており、逆転されると日本の存在感が一段と低下する可能性が指摘されている。

 日本は1968年、当時の主要指標だった国民総生産(GNP)で西ドイツ(当時)を抜き、世界2位に浮上。2010年に中国に抜かれ3位に転落した。近年は人口が3分の2程度のドイツに差を縮められ、1人当たりの労働生産性の低さも課題となっている。IMFが示した28年までの予測では、人口14億人超と中国を抜いて世界首位となったインドのGDPは26年に日本を上回り4位に浮上、27年には3位まで上がる。日本は26~28年は5位。

 安住アナは「ドイツに抜かれたということですが、円が安くなったことと、ドイツ国内のインフレの影響が大きいとみられていますが、やはり日本より人口の少ないドイツに抜かれたことは衝撃を持ってニュースが伝えられました」と説明。「2026年には、人口の多いインドにも日本は抜かれる見込みとなっています。GDPが全てではありませんが、この30年で米国の経済成長などに比べて、やっぱり日本がどうやら足踏みしているということはここからも分かります」と話した。

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