多発性骨髄腫の岸博幸氏 ガンなど大病に備え保険は入るべき?「経験していろいろ分かったんですけど…」

[ 2023年10月22日 11:56 ]

岸博幸氏
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 多発性骨髄腫を公表している元経産官僚で慶大大学院教授の岸博幸氏(61)が21日放送のABEMA「NewsBAR橋下」(土曜後9・00)に出演。治療費や保険の選び方などを実体験をもとに語った。

 岸氏は今年1月、5年ぶりに受けた人間ドックがきっかけで多発性骨髄腫が判明。7月から約1カ月間、入院し治療を行った。

 ガンに罹患した際、心配されるのが「お金」の問題。治療費や入院費など高額になるのでは、と不安になる人も多い。

 岸氏は「経験していろいろ分かったんですけども、ガン筆頭に三大疾病が大変だからって、ガン、脳卒中、心筋梗塞とか“しっかり保険入ってカバーしましょう”ってありますけど、まったく要らないとは言わないけど、そこまでしっかりやらなくて大丈夫だなって実感しました」と語った。

 その理由として「政府の社会保障、医療制度がしっかりしてるんですよ」と日本のシステムが整っているからと説明。「治療で高い薬を使ったり、手術やった場合、当然、医療費は高くなるじゃないですか?でも政府の制度上、ちゃんと健康保険に入ってれば、高額療養費制度といって、収入に応じて、ある一定額以上は払わなくていいんですよ。国が払ってくれるんです。それがだいたい負担が10分の1ぐらい」とした。

 続けて「だから、夏に1カ月入院して、凄く高くなるんだろうなって思ったんですけど、退院する時に払った金額を見ると、基本的に個室代がメーンで、あとはそんなにかかってなかったんです」と語った。

 岸氏は「政府の社会制度ってしっかりしてるなって」といい「入院したら不安だから、保険に入る。もちろん病気で仕事ができなくなった場合のその後の収入とかの観点では保険は大事ですけど、医療費が大変そうだから、それに向けた保険っていうのは、実はあまりそこまで心配しなくて大丈夫だなって実感しましたね」と言い切った。

 橋下徹氏が「言いたいこと言って保険会社を全部敵に回しましたね」とツッコミを入れると、岸氏は「仕事ができなくなって、その後の人生のお金はカバーしなきゃいけないから、そこはちゃんと選ぶ必要がある」と保険の選び方が大事と訴えた。そして「医療技術も凄いし、日本の病院もしっかりしてるし、高額療養費筆頭に社会保障がしっかりしてるから安心」と日本は社会保障制度が整っているとした。

 橋下氏も「日本の医療保険制度って本当にありがたくて、僕が若い時にそれを使った」とし「保険料は収入ある人から取ってもらいたい」と指摘。「社会保険料下げろとか、低所得者のを下げるのはいいけど、一律で税金入れて下げるみたいなのは維新が言ってたけど、それは違うだろって」とコメントした。

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