ウルフ・アロン メディア露出激増の代償か…半年間のブランクでどん底に 再起かけた姿に密着

[ 2023年9月9日 10:00 ]

9日放送のTBS「バース・デイ」は再起へ向けてどん底から這い上がるウルフ・アロンの戦いの日々に迫った(C)TBS
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 9日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5・00)は東京五輪100キロ級金メダルのウルフ・アロン(パーク24)に密着し、再起へ向けてどん底から這い上がる戦いの日々に迫った。

 2年前の東京五輪で男子100キロ級で21年ぶりとなる金メダルを獲得したウルフ。その後の人気は凄まじく、テレビ出演本数が半年間で100本超え。アスリート出演ランキングで堂々の1位となり、一躍時の人となった。

 メディアへの露出が激増した背景には、実は半年間、柔道を完全に休んでそうした活動に徹していたからだった。「柔道を見てくれる人をたくさん増やしたい気持ち。プラス柔道を始める子供をたくさん増やしたいという気持ちがあった」と説明する。

 しかし、思わぬ代償となった。活動に区切りをつけて稽古を再開すると、体重が126キロにまで増量していた。規定である100キロ以下へ大幅な減量が必要となった。同時に戦える体も作らなければならず、コンディショニングは困難を極めた。

 重量級で日本人史上2人目となる36年ぶりの五輪連覇に向けて、まず取り組んだのはスタミナを取り戻す特訓。100段の階段を連続で10往復。さらに減量の仕方を改めて見直すなど、一から自身を見つめ直した。

 だが、わずか半年間のブランクは想像以上に大きかった。五輪以降1年半に渡り国際大会の表彰台から姿を消すなど、どん底にまで落ちた。「計算が狂ったなと。僕自身、なめていたというか。見通しの甘い準備をしていたら勝てるはずない」と現状と真摯(しんし)に受け止めた。

 自身と向き合い続けたウルフは今年4月、全日本選抜体重別選手権に出場。優勝を逃せば代表の座が絶望的となる崖っぷちの戦いに臨んだ。果たして復帰後初の優勝、代表争いの“権利”をつかめるのか。

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