日大薬物事件 林理事長への情報伝達は?専門家「足を引っ張るため、あえて伝えなかった可能性」

[ 2023年8月7日 15:41 ]

日大・林真理子理事長(後列)
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 大学ジャーナリストの石渡嶺司氏が7日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)で、日大アメリカンフットボール部の寮で7月、覚醒剤と大麻を所持したとして、薬物銃器対策課が覚醒剤取締法違反(所持)と大麻取締法違反(所持)の疑いで部員の北畠成文容疑者(21)が逮捕されたことにコメントを寄せた。

 日大は警察からの指示を受けて7月6日にアメフト部の自主点検を実施。北畠容疑者の部屋から錠剤と植物片を発見した。しかし、その事実を大学側が警視庁に連絡したのは、それから12日も後の同18日だった。

 作家でOGの林真理子理事長が昨年、改革を掲げて就任したが、今回の事件では「違法な薬物が見つかったとかいうことは一切ございません」と話した翌日に寮に家宅捜索、3日後に逮捕という展開になった。理事長のもとに正確な情報が上がっていなかった可能性も指摘されている。

 番組の取材に応じた石渡氏は「林理事長は知らされていなかった可能性が高いとみている」と、自身の見解を披露。その理由として、一つは内部での解決、「悪く言えば隠ぺい工作」。さらに「事件を利用して林理事長の改革路線に傷を付けることを狙ったもの」と挙げた。

 石渡氏の見立てでは、「競技スポーツ部にはまだ隠れ田中派が残っていると見る方が自然」と、所得税法違反で有罪判決を受けた田中英寿前理事長の息のかかった人物の存在を示唆。「林理事長の足を引っ張るため、あえて情報を伝えなかった可能性は低くないとみている」とした。

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