阪神・伊藤将 横浜高校の後輩・度会斬る!「活躍してるなあ」と認めつつ闘志「低めに丁寧に投げられたら」

[ 2024年4月2日 05:15 ]

アップをする阪神・伊藤将(撮影・岸 良祐)
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 3日のDeNA戦で先発予定の阪神・伊藤将が、開幕から絶好調のDeNAのドラフト1位・度会斬りに意欲を見せた。今季初登板で話題のルーキーを封じ込めて相手打線の勢いを封じ、猛虎を上昇気流に乗せる。「(DeNA打線は)全体的に凄く調子が良さそうに見えるので、そこで自分のピッチングができたら」。そう意気込んだ左腕が警戒するのが度会だ。

 伊藤将にとっては横浜高の6歳下の後輩。オープン戦で打率・434をマークして首位打者に輝き、広島との開幕カードでは13打数5安打(打率・385)、2本塁打と大暴れした。その奮闘ぶりには「活躍してるなあ、と思いました」と目を細めつつも、いざ勝負となれば全力で抑えにいく。「甘くいったら一発のあるバッター。パンチ力もありますし、追い込まれてからの技術もある」と冷静に分析。「1番(打者)なので、なるべく先頭で切れるように、いつも通り低めに丁寧に投げられたら」と強力打線を寸断する。

 自身の悔しさも晴らすマウンドにする。昨季は3月上旬に左肩の違和感を発症した影響で、開幕ローテーションから外れた。「一番悔しかった。今回は良いスタートが切れそうなので、ひと安心」。この日は甲子園で調整。キャッチボール、30球のブルペン投球など約1時間、体を動かし、手応えを深めた。

 昨季はDeNA戦に3試合登板して2勝1敗、防御率1・64の好成績。「(前カードの巨人3連戦で)先発陣はめちゃくちゃいいピッチングをしている。その流れに乗れるように」と力強く話した。 (杉原 瑠夏)

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