阪神・佐藤輝 御礼弾届ける! 2日からのホーム開幕3連戦完売 昨季打率・310の京セラDで待望1号だ

[ 2024年4月2日 05:15 ]

ナイター練習でノックを受ける阪神・佐藤輝(撮影・大森 寛明)
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 阪神・佐藤輝が、好相性の京セラドームで超満員御礼の一撃を放つ。球団は、2日から始まるDeNAとのホーム開幕3連戦の入場券が前売り段階で完売したと発表。昨季は同球場で計29打数9安打、打率・310を誇り、シーズン8戦全勝に貢献した主砲は声高らかに宣言した。

 「見にきていただいた方に、勝利を見せられるように頑張る」
 この日、野手陣は午後6時から約1時間、甲子園球場でナイター練習に臨み、5日ヤクルト戦(神宮)から始まる今季の屋外ナイターに備えた。

 「(ホームで)球場の雰囲気も変わると思うので、頑張る。変わらず練習をやって、いつも通りやりたい」

 巨人との開幕3連戦は、佐藤輝にとって苦しい船出となった。計12打数1安打、打率・083と沈み、喫した三振は5つ。戸郷、グリフィン、高橋礼とタイプの異なる先発陣に翻弄(ほんろう)され、快音は響かなかった。だがそれも過去の話。連敗して迎えた3月31日の第3戦では、弟分の森下がド派手な決勝3ランを放った。兄貴分として刺激を受けないはずがない。ホームでの“快幕”を告げる号砲は、背番号8のバットが打ち鳴らす。

 DeNAから送り出される先発3投手は、新助っ投・ジャクソン、左腕・浜口、そして今季オリックスから新加入したサブマリン・中川颯だ。ジャクソン、中川颯とは初対決ながら「しっかり今日もミーティングをしたし、明日(2日)もミーティングをして、対策していきたい」ときっぱり。初物も恐るるに足らず。春めく陽気に誘われ“輝桜”も今、開花の時を迎える。

 巨人3連戦での5三振はいずれも空振りだった。「結果は出ていないですけど、バットは振れている」と“紙一重”を強調した。森下、そして伏兵・小幡も一発を放った。スタンドを360度埋め尽くす虎党へ、今度は真打ちが目覚めのアーチを届ける。(八木 勇磨)

 ○…佐藤輝(神)はDeNA戦の通算打率・284と15本塁打がいずれもカード別で最良。京セラドームでは通算打率・229ながら、昨季は29打数9安打(1本塁打)の打率・310と健闘している。

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