今なら放送事故!?谷村新司さん「セイ!ヤング」での仰天エピソード 何千枚ものハガキが…投稿者大喜び

[ 2023年12月19日 21:18 ]

谷村新司さん

 10月8日に死去した「アリス」でシンガー・ソングライターの谷村新司さん(享年74)がパーソナリティーを務めた文化放送「セイ!ヤング」の驚きのエピソードが、19日放送の同局「谷村新司 ラジオデイズ」で明かされた。

 谷村さんは1972年10月~78年3月に「セイ!ヤング」に出演したほか、78年4月~80年3月は「青春大通り」、80年4月~87年4月は「青春キャンパス」、2000年4月~13年3月は「純喫茶・谷村新司」を担当。「セイ!ヤング」では投稿企画「天才・秀才・バカ」が人気を博した。

 この日の番組は「セイ!ヤング」「青春大通り」でダブルパーソナリティーを務めた歌手・ばんばひろふみがスペシャルゲストとして出演したほか、「セイ!ヤング」初代ディレクターの渡辺勲氏も登場。

 渡辺氏は、谷村さんのDJとしての凄さについて「普通の人だと面白いハガキだけ選ぶと思うんだけど、(谷村さんは)つまらないハガキをわざと入れるんですよ。だからその後に読むやつがもっと面白く聞こえる」と説明した。

 「天才・秀才・バカ」ではリスナーのユニークな下ネタが多く紹介されたが、ある時「しょうもないネタ」を見た谷村さんは「こいつバカだ。みんな“バカ”って書いてハガキ送ろう」と放送でリスナーに呼び掛け、投稿者の住所を読んでしまったという。谷村さんのユーモアたっぷりのトークにリスナーも悪ノリで応え、投稿者の自宅には「バカ」と書かれた何千枚ものハガキが届く結果になった。

 渡辺氏によると翌週、「うちの弟にバカと書いたハガキがこんなに来てるんですけど大丈夫なんですか?弟は大喜びしてるんですけど」と投稿者の姉から連絡があったという。今なら“放送事故”になりそうな、昭和の深夜放送らしいエピソード。渡辺氏は「その頃の深夜放送は大人は誰も聞いてなかった。(聴取率は)20歳から上はゼロなんです」と時代背景を説明。ばんばは「(投稿者は)そら、うれしいですよ、英雄です」と大笑いし、「それぐらいリスナーの遊び心があったんです」と話していた。

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